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写ったぁ

春を待つ「冬芽」たち・花ものがたり

2015.1.26 (越谷市)
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 木枯しが吹く頃になると、陽を遮っていた木の葉が散って、園内は明るく梢は陽を受けて輝いてきます。
 目を凝らすと枝に小さな粒々が付いているのが見つかります。 春になると花や葉になる『芽』たちで、この時期の芽を『冬芽』と言います。
 この時期と書きましたが、春咲いた花なら、終わったひと月ほど後の夏の頃にはすでに芽は出来ているからです。 この時期が観察にいいのは邪魔をするものがないのと、見えるほどの大きさに成長していることです。
 か細い枝先で守ってくれそうな葉もなく、これからの過酷な冬を乗り切るには、さぞや心細いだろうと思うのですが、我々人類の大先輩たち、抜かりはないようです。
よく見ると幾重にも鱗のようなもので包んで(鱗芽)いたり、テカテカ光ってベトベト(裸芽)していたり、ホワホワの毛のセーターを着たりしています。
 まだか弱い芽は、こうして寒さや乾燥から守られて、春まで安心して眠るのです。
 (写真と文・アリタキ緑の会)

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