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被災地支援続ける・NPO法人越谷カウンセル代表理事・田崎雅江さん

2014.8.12 (越谷市)
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 カウンセリングを勉強する市民グループ「越谷カウンセル」を2000年に創設。市内や県内でカウンセリング講習会を開くほか、2012年1月からはカウンセリングの技術を生かして、東日本大震災の被災地・宮城県亘理町を訪問し、ボランティアでカウンセリングと「傾聴」を行い、仮設住宅での被災者住民との交流を続けている。
 「亘理町へは、隔月の訪問ですが、被災者の方を集めて行う『茶話会』には、毎回50人前後の方が参加してくれます。実際に会って話すと被災された悲しみや、無力感、理不尽さに対する怒りはもちろん、それでも明るさや静かな前向きさなどを肌で感じます。その思いを共有できたことは大きな収穫です」と語る。
 群馬県館林市生まれ。出版社勤務を経て、26歳でフリーの雑誌記者に。主に女性誌に医療やファッション、恋愛記事などを書いた。27歳で結婚、31歳で出産など仕事をしながら忙しい生活を送っていたが、その後の流産を機に精神的に不安定になり、カウンセリングを受けることに。
 「カウンセリングを受けて目の前が明るくなった。きっと困っている人がたくさんいるはず。自分で勉強して、多くの人にカウンセリングの良さを伝えたい」と独学で産業カウンセラー、教育カウンセラーなどの資格を取得し、「傾聴」を学んだ。2000年に「越谷カンセル」を立ち上げた。「カウンセリング講座」を開催し、これまでの受講者数は1385人にのぼる。
 現在はカウンセリングのほかに、子育て支援士養成にも力を入れ、新たに高齢者を対象に「わたし記念館(誌)」を作ろう」講座を9月から開講。話題の「終活」(人生の終わりのための活動の略)のきっかけ作りを目指すもの。「高齢化社会を迎え、老人たちの居場所、コミュニケーションの場作りに力を入れたい」。
 市内千間台西で夫と2人暮らし。明るく元気いっぱいな笑顔が印象的で周囲を明るくする。講座の開催会場はいつも笑いの絶えない場になる。「元気の源は人と会うこと」と笑う、63歳。
 (安部 匡一)
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