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写ったぁ

楽しい気持ちで情報を朗読・川添千代子さん

2013.7.8 (草加市)
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 草加市内の視覚障害者に広報紙や議会だよりなどを音訳し届ける、朗読ボランティアグループ「声」と「しばぐり」が、名称を一本化し「音訳ネット・草加」を4月に発足した。アナログから全面デジタル化に向け「力を合わせ、1本の傘になろう」と奔走し設立にこぎつけた。
 兵庫県尼崎市出身。高校時代に演劇部に入り、阪神地区の高校演劇コンクールで主演女優賞を獲得したことが、その後の「声の仕事」につながった。卒業後、大阪のデパートでエレベータガールや、有名メーカーの商品宣伝カーのウグイス嬢などで活躍。結婚し松原団地に引っ越し、ママさん人形劇団を8年間続けた頃、市主催の「朗読奉仕員養成講座」を受講、修了生有志で35年前に「しばぐり」を立ち上げた。
 初めは仕事がなく、障害者の交流会などにこまめに足を運び、リスナーを増やした。ある対面朗読の会で「自分一人のために朗読してくれることに感謝し涙ぐんだ女性の姿が忘れられない」ことが活動の原点になった。リスナーからは励ましの手紙や苦情も寄せられるが、「棒読みでは伝わらない。自分も楽しい気持ちになって朗読し届けよう」と会員にも呼びかける。
 リスナーの要望で16年前に始めた、東武よみうりの記事などを音訳する「東武沿線情報」は今月末に200号を迎える。まだ、チャレンジは終わらない。
 (金子 貞雄)
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