6 東武よみうりウェブ版 とーよみnet

写ったぁ

森村カヨ子さん・子育て支援で大臣表彰

2012.12.11 (草加市)
記事の写真
 栄平成塾の運営委員長として子どもと親、お年寄りの3世代の交流の場を立ち上げて地域の子どもたちの健全育成や、子育てに悩む母親たちの相談の場や居場所づくりを提供しているなどの功績から、11月21日に内閣府青少年関係対策特命担当大臣より「子育て支援功労者表彰」を受けた。
 「地域がひとつの大きな家として、地域の人たちがみんなで子どもたちを見守り育てていければ。自分自身も子どもたちから元気をもらっている。平成塾の仲間に支え助けられてきました」と謙虚な笑顔を見せる。
 3人の子どもの母親として栄小学校のPTA活動に長年携わり、会長を退いた翌1990年、高齢者の生涯学習や世代間交流の場となる栄平成塾の創設に請われて参加、まだ40歳代ながら運営委員長となった。松原団地周辺は特に核家族が著しい地域で、PTA時代に培ったバイタリティーで、平成塾の高齢者と地域の子どもたちとの結びつきを深めようと、毎週木曜日の読み聞かせや昔遊びや茶道の手ほどきなど小学校行事での交流機会を増やした。18年前から、地域の保育園からは園児が卒園記念に寄贈するぞうきんの縫い方も平成塾に教わりにくる。今では保育園や幼稚園のひなまつり、運動会に参加したり、中学校では「はっぴいフェスタ」文化祭のお茶席など交流は大きく広がる。「長年、地域の中で保育園・幼稚園から中学校と子どもたちの成長過程を見てきているので、大人になっても覚えていてくれることがうれしい。街中で会えば子どもたちからあいさつしてくれたり、話しかけたりしてくれる子どももいる。本当の孫のような気持ちになります」という。
 2003年から、市内でもいち早く、幼児と子育て中のお母さんたちの居場所づくりにと月2回「栄どんぐりの森」を栄平成塾で開設し、高齢者との交流、子育て相談などを、近くに市の子育て支援センターが3年前にオープンするまで約8年続けた。現在、同センター内で、3歳児以下の子どもと親の遊び場「つどいの広場ロケット」として継続、ボランティアとして運営にかかわり、子どもの遊びの見守り、母親同士の交流などを支援する。毎朝、小学校の校門に立ち登校児童と毎朝あいさつを交わす「草加を元気に明るくする運動」の副会長も務め、現在市内11小中学校で展開する。
 「近年は子どもに対する親の虐待など、子育てにストレスを感じている親は増えています。核家族化やマンションが増え閉鎖的、孤独になりがち。すぐ近くでこうした事件が起きると、なぜ早く相談してもらえなかったのかと悔やまれます。子どもがにこにこしていればお母さんも笑顔で元気になれる。気軽に相談しあえる、そうした交流の場をもっとPRしていきたい」という。
 10年前から始めた日本舞踊で健康づくり、元気の源は「子どもたちとのふれあい」、まだまだ現役だ。
(金子 貞雄)

>戻る