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清水 正美さん・女性消防団アザレア分団長

2012.11.26 (三郷市)
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 女性ならではのソフトな感性を生かそうと、三郷市消防団に女性だけの消防団「アザレア隊」が市民公募で集まった7人で発足したのが12年前のこと。県内4番目だった。今年度、これまでの顕著な活動が認められ、「分団」に格上げされ、リーダーとして「責任の重さに身が引き締まる思い」だ。
 入団当時は小学生、幼稚園の1女2男のお母さんとして子育て真っ最中。自動車の免許取得の際に心肺蘇生法を習い、「多くの母親が知っておくべき」と感じていた折りに、市広報の団員募集を見て応募。祖父、父も消防団員で地域のために尽くす姿を見て育ち、「地域に貢献できることをしたい」という思いが後押しした。「子どもや高齢者を主に、女性ならではの方法で活動できたら」と「応急手当普及指導員」の資格も取得し市内の一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯などに手作りの冊子を持参し2人1組で「防火訪問」をする。訪問したお年寄りから、「見守られているので安心できます」との言葉が励みになる。
 小中学校や幼稚園・保育所などでは赤ちゃん、子どもの救命救急法などの出前講座、オリジナル脚本による防火劇上演、町会・自治会の自主防災組織向けの指導にも取り組む ふだんは、小学校児童クラブの放課後ケアワーカーとして働く一方、分団長としての任務もこなす。両立できるのも「職場や家族の理解、支えがあったおかげ」と感謝する。
 出身は大震災の津波を受けた岩手県岩泉町の田老地区出身。実家は高台で難を逃れたが、町の様子は一変し、「目の当たりにしたときは声が出なかった」。改めて防災の大切さを市民に「わかりやすく相手に寄り添う方法でPRしていきたい」と決意した。現在、団員は14人だが、活動の需要は多く団員が足りない状況。「若い人に地域のため、子どもたちのために入団して活躍してほしい」と願う。


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