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世界ロータリー会長に就任・田中作次さん

2012.4.16 (八潮市)
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 107年の歴史と伝統を持ち、世界200以上の国と地域に3万4000クラブ、120万人の会員を擁する社会奉仕団体、「国際ロータリー」の2012|13年度の会長に今年7月から就任する。日本人としては30年ぶり、3人目。現在、RI会長エレクトとして、米国イリノイ州エバンストンの世界本部を拠点に世界各国を回る日々だ。
 現在、紙類や日用品雑貨の卸売販売「株式会社あらた」の相談役。新潟県栃尾市二日町(現長岡市)の農家、8人きょうだいの3男として生まれた。1954年、中学を卒業し15歳のとき集団就職で上京。東京・墨田区のガラス工場に勤めながら、高校夜間部に通い、貧乏をバネに「小さな業界でもいい。いつか日本一、世界一になる」と大志を抱いた。17歳のときに個人経営の文房具店に転職、跡継ぎのいない老夫婦に請われ養子となり、中古のダットサン1台でちり紙などの家庭紙卸業を1人で始めた。
 当時、画期的な「1個でも届けます」をセールストークに「行商で育ててくれた母から教わった、相手の利益第1に、正直に」を信条に取引先を拡大、15年後には業界大手に育てあげた。
 会社の拠点と自宅を八潮市に移した1975年、八潮ロータリー創立メンバーに。80〜81年会長、94〜95年に2770地区ガバナーなど歴任。新会長のテーマは『奉仕を通じて世界平和を』。「紛争地域や発展途上国は貧困や食糧難に加え、医療、教育などが遅れている。自分の目で見て、奉仕につなげたい」と意気込む。
(金子 貞雄)
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