写ったぁ

海底に眠る零戦・鎌田 多津丸さん

2009.8.18 (さいたま市)
記事の写真
 「海底の零戦」 鎌田 多津丸さん(さいたま市)

   ダイビングのインストラクターとして働きながら趣味で始めた水中写真。その中でもパプアニューギニアの手つかずの大自然に魅せられ足掛け10年。海、自然、人々、文化を撮影してきた。
 特に母方の大叔父が零戦の搭乗員でラバウルで戦っていたこともあり、パプアニューギニアへの思い入れはいっそう深かったのかもしれない。普段は現地の珍しい固有種の魚や元気に育っているサンゴ礁の景観、子供達の明るい笑顔、太古から伝わる文化などを撮影することがライフワークなのだが、第二次世界大戦では大変な激戦区であったパプアニューギニアの数多く残っている戦跡も被写体の一つである。
 この写真は不時着水して水中に沈んだ零戦の操縦席だ。兵器として生まれた零戦も時が経ち今では魚たちを育む漁礁として役目を変えている。平和な時代に生まれ戦争の悲惨さは知りえないが、この平和が続いていくように後世までその歴史を伝えていかなければいけないのではないだろうか。

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