写ったぁ

夜、光の協奏曲・山本信男さん

2009.3.2 (越谷市)
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 山本信男さん(越谷市) 撮影地・広島県呉市の音戸大橋

   ヘッドライト・テールランプが描く光のラインだったり、肉眼とは違う色だったり、フイルムを現像して初めて出合える風景があります。
 私のカメラとの出合いアは、23歳のとき。会社の旅行に兄のカメラを借りて行き同僚などを撮り、写真屋さんへ出来上がりを取りにいったところ、写っていたのはたった1枚だけ。フイルムが途中で外れてしまったようで、ほかは全滅でした。皆に馬鹿にされ、悔しくてカメラを買ったのが始まりです。
 写真は、36年前の5月の連休に九州旅行の帰りに広島県呉市に立ち寄り撮影した音戸(おんど)大橋です。本土と倉橋島をつなぐ、「音戸の瀬戸」にかかる橋で、海上から高い位置に架けられたアーチ橋と前後のらせん状のループ橋です。これを夜、撮影したいと思い、立ち寄ったのですが、現場は高台の公園で柵を乗り越え、急斜面に三脚を立てようとしてなかなか位置が決まりません。
 やっと撮影したものの、現像してみるとさっぱり写っていない。「なぜだ、どうして」。絞りを替え、露光時間を変えて挑戦するため3回通い、やっと撮れたベストショット。このときから、夕景や夜景が好きになった思い出の1枚です。

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