写ったぁ

「縄文の貝」今に・山本泰秀さん

2009.1.26 (越谷市)
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 山本泰秀さん(越谷市)の「今から7000年前の貝」

 近年、地球の温暖化が盛んに言われているが、実は南極と北極の氷河が溶け、海面が上昇し始めたのは、今からおよそ7000年前のことであると思われる。一般に「縄文海進」と呼ばれている。越谷市の増林地域で縄文時代前期の土器が発見されたことからも分かる。
 越谷のある現在の元荒川流域や利根川流域は縄文時代は海底に没していて海となっていた。これを「奥東京湾」と呼ぶ。縄文時代の海進海退については、いまだに統一見解がされていない。増林地域でも古代に海進が終わりを告げ、一転して海退が始まり、奥深く湾入りしていた海岸線は、次第に後退を始めることになる。
 増林での貝採集地点は、新方川に架かる鷹城橋と城の上橋との中間東側で、地元では通称「土手岸」と呼んでいる場所である。1997年2月から3月まで排水路工事が行われた地点である。コンクリートで板塀を取り除きU字坑に取り替える工事で、排水路を削って150a掘り下げ、土台にコンクリートを埋設した上にU字坑を設置。この際に側面砂地の層に貝が点在していた。採集は同年2月6日から3月23日まで行った。
 集めた貝は、細かく割れやすく、原形のまま残すのが難しい。

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