Backnumber: 2006年 2007年
とーよみの目

官民一体で核づくりへ・武蔵野線操車場の跡地利用

2007.10.1(吉川市)
とーよみの目写真
戸張市長(左)に要望書を提出する河合支部長(中央)、飯塚副支部長
  県宅地建物取引業協会越谷支部(河合勝郎支部長、会員386社)は、戸張胤茂吉川市長に「武蔵野操車場跡地まちづくりに関する要望書」を提出した。
 提案@は、少子化、高齢化問題、人口減少化時代を見据えた「教育・医療・福祉のまちづくり」を提案した。
 教育は、公立学校だけではなく、幅広い分野の教育環境を整えることが地域間競争の時代を勝ち抜く大きな要素で、若者の流入が地域の活性化になる。
 医療は、県東南部エリアに大型総合病院が少なく、市民も近隣の病院を利用しているのが現状である。高齢化問題は、大型の高齢者ケアセンター、介護施設などの設置が必要としている。
 提案Aは、既に計画されている区画整理との整合性を重視せず、将来の広がりあるまちづくりを目指し、周辺地域との一体的な広がりあるまちづくりとしている。
 駅南地域と違い、操車場跡地を核としたまちづくりには、これから具体的なまちづくり計画できる地域の周辺地域との一体的なまちづくりが最適である。駅南地域は既に市街化区域に指定されており、開発計画に今後の広がりが望めないが、第4次総合振興計画に予定されている武蔵野操車場周辺地域との一体的なまちづくりを行うことで、隣接する市街化調整区域を含め、将来の広がりが期待できる。  現在の吉川駅周辺の道路事情や大雨による通行止めなどの現状を踏まえ、武蔵野線により分断されている地域間の移動を常時スムーズにするため、中曽根跨線橋だけでなく、バイパスの設置は必要である。
 要望書は、同組合越谷支部の河合勝郎支部長、飯嶋藤王副支部長、飯田成寿理事が戸張胤茂吉川市長に手渡し回答を求めた。  飯嶋副支部長は「近隣には、大きな開発が次々と行われており、ほかと同じことをやっていてはまちの発展が望めないと考えました。まずは、地元の業者みずから将来なにが大切か、必要かを考え、今回このような要望書を提出することにしました。市や運輸機構の考えに反対するのではなく、吉川にとってほんとうに必要なものは何なのかを考えてほしい」と話していた。  担当の吉川市都市計画課山崎守課長補佐は「武蔵野操車場跡地の用途については具体的まだ決まっていないので、今回の要望を今後の計画に参考にしていきます」と話していた。


 吉川市の回答は次の通り。
 <提案@> 市といたしましては、新駅と一体となった新たな複合拠点として、今回、跡地30fを業務系、商業系・住宅系として整備する方針でありますが、整備にあたっては、市民サービス向上が図れる施設の誘致や財源確保に努めてまいります。  <提案A> 跡地を先行整備することといたしましたが、計画どおり周辺63fと一体的な整備を進めてまいります。なお、跡地と周辺をつなぐバイパス道路の設置につきましては、周辺地区整備費の軽減を図ること、交通量に支障がないことから、代替といたしまして誇線橋を整備することといたしましたので、ご理解をいただきたいと存じます。
 吉川市内の武蔵野操車場跡地30fは、新吉川駅の開業なども決まっているため鉄道・運輸機構が開発を計画している。周辺地区の63fは吉川市が区画整理事業によって開発を進めて行く。武蔵野操車場跡地については、市は先月9日に説明会、18日には公聴会、来年3月には都市計画決定し、来年度に事業認可をする。周辺地区については、来年度に都市計画の手続開始、県との調整、2009年どに説明会、公聴会、20010年に都市計画決定告示を予定している。
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