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市民による演劇公演・27日、中央公民館で

2017.8.21(吉川市)
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 吉川市は、初の“市民ワークショップ”形式による演劇公演「Y市のフシギな住人たち」を27日午後3時30分から、同市中央公民館ホールで開く。今年4月に参加者を募集したところ、高校生から70歳代の市民27人が集まり、毎週土・日曜と祝日、同公民館で猛特訓を続けている。

 同市は市民アンケートなどから、「芸術文化」への満足度が低く、中原恵人市長が故・蜷川幸雄氏の高校の後輩で、蜷川氏主宰の「さいたまゴールド・シアター」に感銘を受けたことなどから、2015年度から市民演劇ワークショップを始めた。この事業には彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)が支援しており、同年度は同劇場の体験ツアーを実施し、昨年度は全8回の「演劇体験ワークショップ」を開催した。

 これが好評なため、今年度は、一歩進めて、「人前で演じること」に挑戦しようと、公演することになったもの。

 5月13日から準備がスタートしたが、出演者大半が未経験者。演じるのは地元・吉川での出来事などを交えた「オムニバス形式」の作品。井上ひさし作「頭痛肩こり樋口一葉」(樋口一葉を取り巻く人間模様の話で、結末に幽霊も登場)からの抜粋や、構成・演出、演技指導に当たる演出家、石内詠子さんのオリジナル作品「さまよえる人々」なども登場する。舞台スタッフは同劇場の照明・音響・舞台監督が担当する。

 本番に向けた舞台稽古も終盤で、出演する専門学校教員、多田美紀さんは「多様な世代との演劇は大変だけど楽しい。社会は人と繋がり、芸術は人を優しくする。そうした場が広がればきっとすてきな街になる」と話している。演出家の石内さんは「どんな花が咲くのか。本番当日まで分かりませんが、ここでしか見られない花であることだけは私が保証します。ぜひ、会場にお越しください」と呼びかけている。

 同公演の入場料は1000円(全席自由)。未就学児の入場はできない。チケットは同市教委、中央公民館、市民交流センターおあしす、市役所で販売している。

 <問い合わせ>吉川市教育委員会生涯学習課TEL984・3563。