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パラオに消防車寄贈・吉川松伏消防組合

2017.3.27(吉川市)
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 吉川松伏消防組合はこのほど、パラオに消防車両を寄贈し、同署員を指導員として派遣した。

 在パラオ日本国大使館の「平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力」により「日本外交協会」を通じて、同組合がパラオ最南端のアンガウル州へ18年間使用したタンク車を寄贈したもの。車両の使い方や整備方法を指導する研修会のために、今年2月11日から19日まで、同組合警防課の今井力也・消防司令補(41)を現地に派遣した。

 アンガウル州は2015年4月に天皇、皇后両陛下が戦没者慰霊に訪問されたペリリュー島よりもさらに南に位置する島で、ペリリュー島同様に第2次世界大戦の激戦地として知られる。人口約170人の自然豊かな島。島の住民を守るため、初めての消防車の導入で、消防士も初めて誕生するため、研修会には11人が参加したという。今井係長は、消防ポンプや消防ホース、資機材の取り扱いや消火活動、人命救助方法などを指導して、日本の消防技術を伝えた。

 最終日には、州知事と在パラオ日本国大使館職員らが立ち合い、研修成果を披露した。今井さんは「日本の環境がどれだけ裕福で生活や仕事をしているのか実感できた。現地の方は消防車や資機材が来たことに目を輝かせて純粋に喜び、研修に参加していました。今回の研修で消防士が誕生し、日本で活躍していた消防車が異国で再度活躍できることをうれしく感じています」と話していた。
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