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「予防接種」の対立が和解・市と医師会が「合意」

2016.12.5(吉川市)
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 吉川市では、定期予防接種をめぐり、市側と吉川松伏医師会(平井真実会長、会員74人)が対立し、小中学校校医の大半が辞任するなどの異状事態が続いていたが、このほど、両者が合意書を交わして円満解決の見通しとなった。市が医師会員以外の医療機関と定期予防接種の委託契約をしたため、医師会側が反発、校医全16人中10人の一斉辞任や、介護認定審査会の医師8人中5人も辞任する騒ぎとなり、児童生徒の健康診断などへの影響が心配されていたもの。

 4日に結ばれた合意書は@市は今後、医師会員以外の医療機関と定期予防接種の委託契約をしないA医師会は、介護認定審査会や児童生徒の健康診断などが円滑に行われるよう協力する―など5項目で、「引き続き信頼関係に努め、連携を図り市民の健康増進に取り組む」としている。合意により、辞任した校医や審査会委員も復帰するものとみられる。

 また、市は12月から新たに「登録医療機関」制度を設け、医師会員以外の医療機関で市民が予防接種を受けても、市保健センターでの事前申し込みや費用負担をしなくて済むようにする。

 中原市長は「吉川松伏医師会と連携を図り、市民の健康づくりを推進する」と話し、同医師会は「今後も行政からの各種依頼事業に対して、会員へお願いし、市民の医療や健康増進に取り組んでいきたい」と話している。
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