ニュース

「ドクターヘリ」を体験・栄小、人を助ける現場を学ぶ

2016.9.19(吉川市)
ニュース写真
吉川市立栄小学校(佐藤勝俊校長、児童937人)校庭で6日、“ドクターヘリ”の体験教室が開かれ、児童らは、救急車で運ばれて来たけが人を飛来したドクターヘリの医師や看護師が処置して、収容するまでの緊迫の場面を体験した。

この教室は県の「青少年夢のかけはし事業」の一環。県内のドクターヘリは、毛呂山町の埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急亮センターが、県の防災ヘリコプターを使用して運用している。

自転車とバイクが接触事故を起こし、けが人が出た状況を、教員らが迫真の演技で披露して教室はスタート。早速、救急車が駆け付け、消防署員はドクターヘリを要請した。ヘリ到着時の砂ぼこりを減らすため、校庭には消防ポンプ車から散水され、間もなくドクターへリが着陸した。

ドクターヘリから降りて来た“フライトドクター”(医師)と“フライトナース”(看護師)は、けが人の処置を迅速に進めた。

フライトナースの中澤弘子さん(32)は「県内のドクターヘリは一機だけ。他の都県に比べ小さいが時速が200`出る」と説明し、「実務をこなすメディカルアシスタントの支えや、消防車、救急車の助けが必要」と強調した。

また、「救えない患者の場合、大変しんどいけれど、患者さんが退院したときは本当にうれしい」と述べた。

フライトドクターの浅野祥孝さん(45)は「人も機材も限られている中で、適切に順位付けをしていくのが難しい」と、緊急時の判断に大きな重圧がかかることを説明した。

清水優佳さん(11)(6年)は「ドクターヘリの着陸は迫力があった。人を助けるのは大変なことだと思った」と話し、田中麻裕君(12)(同)は「人を助けるためにすぐ対応できるよう、沢山工夫されていることがわかった」と命の重みを感じていた。
>戻る