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認知症患者、家族が交流・「なまりんカフェ」好評

2016.5.30(吉川市)
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 認知症患者、家族の心のよりどころや、地域住民との交流の場として、吉川市は昨年度から、市内の地域包括支援センターに委託して、「なまりん・オレンジカフェ」を開いているが、これまでに延べ272人(開催回数は12回)が利用するなど、市民から好評だ。

 オレンジカフェは、厚生労働省の「認知症施策推進総合戦略」(新オレンジプラン=2015年度〜2020年度)による事業。同市は各地域包括支援センターが、「みんなの家・吉川きよみ野」、「コッコロ吉川」などを会場に開催している。会場ではコーヒーや紅茶、ジュース、菓子を用意して、参加費は無料か100円以内で開いている。

 5月17日には、「みんなの家・吉川きよみ野」で開かれ、地域住民ら約20人が参加した。会場では飲み物とクッキーが配られ、参加者はそれぞれの席で、施設の職員も交えて自由なおしゃべりを楽しんだ。

3回目の参加という、同市きよみ野の無職、山本以佐雄さん(75)は「地域のお年寄りや施設の職員と、健康の話や趣味の旅行の話などができて楽しい」と笑顔。1時間の「お茶」の時間の後、職員の指導で「認知症予防のエクササイズ」が行われ、「数字」を読んだり、手足を動かして「脳」と「体」に刺激を与える「ゲーム」のようなエクササイズを楽しんでいた。

 同施設管理者の渡辺信和さん(41)は「今後は子どもたちも参加できて、月1回ではなく常設して、地域の人がふらっと寄ってもらえるカフェにしたい」と話す。
 同市の65歳以上の人口は1万5391人(4月1日現在)。高齢化率は21・63%。要介護認定者数は1879人で、1018人が認知症という。市は「認知症サポーター」養成講座を開催し、今年5月から、市公式ホームページ内に「認知症簡易チェックサイト」を開設し、認知症の早期発見ができるようにしている。
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