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南極から「地球の今」知る・南極地域観測隊の栗原さん話す

2016.3.14(吉川市)
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 「第56次南極地域観測隊」(2014年11月〜15年3月)に参加した栗原陽子さん(36)(千葉県野田市立川間中学校教諭)の講演会「南極もっと知り隊〜地球の果てには誰がいる!?〜」がこのほど、吉川市の市民交流センター「おあしす」で開かれた。
 「環境フェスティバル2016」(主催・環境ネットワークよしかわ、共催・吉川市、吉川市教育委員会ほか)の一環。

「南極を知ることは、地球の今を知り、さらに未来を考えることになる」という栗原さんは、岩肌がむき出しの夏の昭和基地や南極では空気がきれいなため、息が白くならないことなどを写真や動画で紹介した。
また、会場には南極の氷も展示された。直接触る事もでき、ザラザラした手触りは、水ではなく、雪が直接凍ったためという。1万〜2万年前の空気が氷に閉じ込められており、水を入れるとパチパチと炭酸水のような音を出す氷の音を、来場者は熱心に聞いていた。
栗原さん担当教科は理科。前任校の野田市立関宿中で、第50次南極越冬隊員の講演を聴き、南極の風景やグリーンフラッシュ(太陽が沈む瞬間や昇った直後、緑色の光が一瞬輝く現象)、雪結晶に感激し、実際に行ってみたいと思ったという。また、「理科教員として自分の目で直接見た感動を生徒に伝えたいと思った」のが、観測隊の教員派遣プログラムに応募したきっかけという。

栗原さんは「皆さんからの質問の多さで、自分を応援してくれていると感じました。また、南極に行けるよう頑張ります」と話した。

市内内平沼の主婦、大熊真弓さん(52)は「南極の氷は雪が固まったものとは知らなかった。学校では教わらなかったことを知るきっかけになりました」と話していた。

 この日は、同市立美南小の3、4年生2人が「チャレンジ!段ボールコンポスト」として、家庭ゴミの減量・堆肥化の実験を発表し、同市立栄小4年生11人が「人やまちにやさしくしよう」という環境学習の成果を発表した。