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五穀豊穣願う「オビシャ」・熊野神社で豊凶占う

2016.2.16(吉川市)
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 吉川市木売にある熊野神社で1月4日、オビシャ(御歩射)行事が行われた。当日は約50人が参加し、五穀豊穣、家内安全、無病息災、厄除開運を祈念した。  オビシャとは、関東地方の各村落で春を知らせる伝統行事の1つ。疾走する馬に乗って矢を射る流鏑馬とは異なり、馬に乗らずに弓を射って、その年の豊凶を占う。

 同神社のオビシャで使用される的は、赤鬼と青鬼が描かれた2つの的で、弓矢も的も氏子たちの手作り。的までの距離は約2bで、氏子の中の年男が弓を射る。みな、百発百中だという。
 オビシャの後には宮投げが行われる。宮投げとは、氏子たちがあられや大豆を炒った物などを重箱に入れて持ち寄り、景気良く境内でまく行事。今回は、かりんとうやポップコーンなどの変わり種も一緒にまかれたり、供えられたりした。境内にまかれる量はそれほど多くなく、余った菓子は参加者たちに配られた。  同神社以外にも、同市の高富蕎神社、高久蕎神社、本吉川香取神社の3つの神社でオビシャ行事が行われており、計4つのオビシャ行事は1998年に県選択無形民俗文化財に、2006年に市指定無形民俗文化財に指定されている。
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