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「AED」の講習も・防災ゲームパーク

2016.2.1(吉川市)
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 吉川松伏消防組合は11月8日、吉川市立吉川小学校と平沼地区公民館で「防ぐ・遊ぶ・学ぶ 地域防災2015 消火避難体験・防災ゲームパーク」(主催・吉川松伏消防組合、協力・吉川市、菅野製麺所、伊藤園、東彩ガス、NTT東日本など)を開催した。

 木造住宅が密集しているため、防災体験を通じて家族で災害について学び、火災による死傷者・被害者を軽減し、防火・防災意識の高揚を図る事が狙いで、昨年に続き2回目。1171世帯を対象世帯とし、約400人が訪れた。
 当日は雨天のため、ヘリコプターを使用した上空指揮支援や空中散水訓練、バケツリレーや水消火器を使用した消火体験、起震車での体験などは中止になった。
 一方、体育館や校舎・公民館内では応急手当や避難所生活体験があり、段ボールベッドの寝心地を体感し、NTTの災害伝言ダイヤルの体験をした。炊き出し訓練では株式会社菅野製麺所による焼売、豚まん・カレーまんの配布などがあった。
 また、会場近くの平沼防災倉庫には、電源が切れてもハンドルを回して発電させる伊藤園の自動販売機が設置(吉川市内ではほかに、同市役所、福祉センター、おあしす、同市中央公民館に設置)され、実際に体験した。
  参加した子どもらは、消防署員や警察署員の制服に腕を通して誇らしげに笑みを浮かべ、炊き出しをおいしそうに食べていた。親たちも応急手当やAED(自動体外式除細動器)を使用した心肺蘇生、毛布と棒を使用した応急担架の作成方法などを真剣な表情で学んでいた。
 今年初めて参加した市内在住の鈴木玲央那君(11)は「人工呼吸やAEDを使用した心肺蘇生など、普段では体験出来ない事が体験出来て勉強になった」と話していた。  同署当直指令の佐藤光仁さん(45)は「小さな自治会が多く、自主防災のきっかけが持てていなかったが、昨年のイベントをきっかけに自主防災会が出来た地区もあり、成果を感じている」と話し、吉川消防署長の鈴木克巳さん(58)は「昨年のイベント後、自治体から積極的に要望が出ていて、今年は体験だけでなく訓練も取り入れた。狭い道路も多く、どうしても初期消火に頼らざるを得ない部分がある。地域の方々と一丸となって防災意識を高め、市と地域と消防団が一体となって防火・防災対策を進めていく」と話した。また、南分署長の戸部浩さん(59)は「防火水槽や地下式消火栓を見た事が無いという人が多かった。実際の仕組みを体験してもらえた事が、良かったと思う」と話した。
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