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市民の手作り、もうすぐ完成・初の「吉川オリジナルかるた」

2014.9.22(吉川市)
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 吉川市の市民活動団体や市の歴史などをPRする、ユニークなオリジナルかるた「よしかわ市のかるた・サポセン版」が小学生から一般市民、市民活動団体で活動する市民が参加して制作している。吉川市市民活動サポートセンターが企画・主催している事業。11月の完成を目指し、市民による「かるたつくり隊」を結成し、現在、絵札の制作の追い込みに入っている。市の話題や歴史、市民活動団体のエピソードなどを交えて読み札を作り、それに合わせた絵札を作っている。完成後は完成発表会や展示、貸し出しなどを行う予定で、広く市民に利用してもらう計画だ。

 かるた作りは、市民活動団体と市民の交流を図り、PRをするのと、一般市民に市民活動への親しみと感心をもってもらうのと、市の歴史や特徴など再認識し市への愛着を深めてもらうことを目的に同センターが企画した。5月25日から11月9日までの毎月1回(8月は2回)、同市市民交流センターおあしすを会場に「かるたつくり隊」の講座を実施。小学生から高齢者まで、毎回40人を超える市民が集まり、かるた作りに奮闘している。
 講座はまず、オリエンテーションの後、読み札のベースになる吉川市の歴史を学ぶ「吉川市を知ろう!」があり、元吉川市教育長の染谷宗壱さんが講師となり、市の歴史や民話を紹介した。小学生も資料館や寺院などに出かけ、自分たちの住む吉川について学んだ。第3回講座では、前回学んだ吉川の事を参考に、参加者が各自一句ずつ作成した。完成した句を、五十音の46文字に並べ、重なりを調整、足りない句を参加者で協同制作し、完成させた。
 第4回講座は前回決めた読み札について、参加者全員で再確認。表現を修正したほうがいいもの、内容を検討したほうがいいものなどを確かめ合った。「漢数字にするか数字にするか」「にっぽんにするかにほんにするか」「漢字にするかひらがなにするか」など細かい点まで全員で意見を出し合い、考えていき、完成させた。出来上がった読み札は「一度見て きよみ野富士の 眺望を」「せみの声 心にひびく 芳川神社」「八坂祭り あばれみこしに 願いこめ」など吉川ならではのものを集めた。
 そして8月から、いよいよ絵札作り開始。まず、市民活動団体の「吉川美術会」から、絵を描くときのコツやポイントを教えてもらい、それから「下描き・色塗り(水彩)」作業に入った。6〜8人のグループに分かれて、各グループ約10枚の絵札を仕上げる。最初は絵が描けなかった人も、グループのメンバーや吉川美術会の会員にアドバイスを受け、描いている。11月に展示発表ができるよう、真剣な表情で制作している。
 読み札はパソコンを使って制作。中学生3人と大人3人の計6人がパソコンで文字を入力し、作業を続けている。11月の完成発表目指し、作業も大詰めだ。歴史講座などで、かるた作りをサポートした、元教育長・染谷宗壱さんは「ふるさと吉川の名物や出来事を読み札や絵札にし、お互いにサポートしながら作りだした。過程では、現地を訪ねたり、家で下書きを描いて来たり、様々な情報や手法を聞きながら交流した。出来上がりが楽しみで多くの人に見てもらいたい」と笑顔で話していた。

青木奏汰君(11)「吉川の歴史など、たくさんの事が分かってとても楽しい。特に染谷さんが話してくれた、吉川に伝わるという『夫婦ぎつね』の民話が楽しかった。かるたが完成したら、多くの人に遊んでほしい」 中村ハルイさん(70代)「吉川の事について知らない事がいろいろあって、本当に勉強になります。絵札作りもとても楽しい雰囲気で、一人でなく皆で描くというのが、とても感激しています。吉川市のかるたとして、皆さんに愛され長く使ってほしい」 西崎久男さん(69)「かるたを作ることで、吉川を改めて知ることができた。住民として知らないことがたくさんあり、驚いています。小さいお子さんからお年寄りの方まで一堂に同じ作業に携われることが楽しいし、交流の場となっている。かるたが完成したら、『かるた会』などイベントが開けるといいですね」
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