ニュース

ナマズはここにいるよ・吉川市商工会「まちなか水族館」

2013.9.10(吉川市)
ニュース写真
 吉川市は「なまずの里」っていうけれど、どこに行けば本物のナマズが見られるのだろうという市民の素朴な疑問に答えようと、吉川市商工会(竹内武会長、会員1180事業所)では、8月末から会員事業所でナマズが見られる「まちなか水族館」をオープンした。
 市内の商店や薬局、歯科診療所や飲食店、せんべい店、駅など34か所に水槽が設置され、体長約10aのニホンナマズの稚魚2匹がそれぞれの「水族館」で元気に泳いでいる。埼玉県の「地域経済活性化推進事業」の認可を受け、事業費50万円のうち県からの補助13万円を受けて実施するもの。
 同商工会が購入し用意したのは観賞魚水槽セット(長さ51a、高さ30a、奥行き26a、ポンプ、敷石がついたもの)とナマズが隠れる筒、エサと商店の軒先などでPRするのぼり旗。ナマズは茨城県内のナマズ養魚場から購入し会員に各2匹をくばった。飼育方法はさいたま水族館の飼育員に直接指導してもらった。特徴として「ナマズは夜行性なので、昼間はじっとしていることが多い」「雑食性で何でも食べる」などだが、基本的に強い魚なので飼育しやすいという。
 各商店で設置された水槽はそれぞれ、オリジナルに装飾もされ、来客に鑑賞してもらっている。市内栄町の有限会社二合半堂まつざわ煎餅では「ナマズはグロテスクなイメージだけど、本物をみるとかわいい、とお客さんに好評です」という。同商工会では「ナマズをきっかけに市内の商店に足を運んでもらい、話題と地域活性化、そして経済が少しでも潤えば」と期待している。
 東に江戸川、西に中川が流れる吉川は、江戸時代には幕府の直轄領となり、年貢米や商品米が河川を利用して流通され、拠点として繁栄した。そこで川の文化が育まれ、川魚料理という食文化が根付いた。河岸付近には料亭が軒を連ね「吉川に来て、ナマズ、ウナギ食わずなかれ」といわれ、吉川の名物となったのが始まり。家庭では「ナマズのたたき」などが郷土料理として親しまれてきた。これらが吉川が「なまずの里」といわれるゆえんだ。吉川駅南口にはシンボルとして黄色の親子ナマズのモニュメントも設置されている。
 なお、ナマズは北極・南極を除くすべての大陸に分布。現在35科2500種類以上のナマズ

>戻る