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介助犬、日常生活をサポート・沼田さん県内4頭目のユーザーに

2012.6.12(吉川市)
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 吉川市新栄在住の元市職員、沼田明美さん(56)が県内4頭目、吉川では初の介助犬のユーザーとなった。沼田さんは19歳のときに市内で交通事故に遭い、骨髄損傷で下半身麻痺となり、車イス生活を続けている。介助犬はメスのラブラドール・レトリバーの「リーフ」(2歳)。埼玉県から給付されていて無償貸与となる。
 介助犬は身体障害者補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)のうちの一つ。介助犬は手や足に障害のある人の日常生活の動作(物を拾って渡したり、指示したものを持ってきたりなど)をサポートする。胴体には「介助犬」と書かれた表示(ケープ)を装着している。
 沼田さんは2年前に、最愛の夫・定夫さん(60)を病気で亡くし、一人暮らしとなり、自宅でも物を取ったり、買い物に出かけたりが不自由となり、「介助犬」を考えるようになった。昨年4月に介助犬のイベントや体験見学会に参加し、準備をスタート。犬の賢さに感動し、6月には県に申請した。12月には愛知県の介助犬センターで2週間にわたる宿泊研修を受け、今年1月には、日本介助犬協会のトレーナーの指導を受けながら、自宅での在宅訓練を40日間行った。そして、2月と3月に行われた同協会が実施する認定試験に見事合格した。これを受け、今年3月に県から給付決定を受けた。
 「テイク」「プル」など英語でリーフに指示し、物を取ってきたり、靴をぬがせたりと身の回りの世話をする。買い物や食事にも一緒に出かけている。沼田さんは「夫が亡くなってから、自宅に閉じこもりがちでしたが、リーフが来てから、良きパートナーとして、日常生活を助けてもらっています。外出も楽しくなりました」と笑顔で話す。
 介助犬はまだ珍しい存在なので、商店や飲食店への入店を断られる場合もある。「介助犬は障害者のパートナーであり、ペットではないこと、また、公共施設や商業施設、飲食店、病院などへの立ち入りができることなど、市民の方に介助犬への理解を深めてもらうためにも、どんどん外出していく」と沼田さんは元気に話していた。

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