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住民の身の回りお手伝いします・シルバー人材C「あいあい傘事業」

2012.2.14(吉川市)
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 身近な困りごとを手助けします。吉川市シルバー人材センター(加崎勇理事長、会員576人)では2月1日から、地域の住民のちょっとした困りごとをワンコイン(500円)で支援するサービスを始めた。名付けて「あいあい傘事業」。地域住民が互いに支えあおうという願いを込めた。市民であれば年齢を問わずだれでも利用できるのが特徴で、県内のシルバー人材センターでは初の試みだ。

 同事業は、お年寄りの一人暮らしが増えつつある中で、「地域の困りごとは地域で対応できないか」と同センターが考え、事業部会で1年前から準備を進めてきた。「自分が高齢者になったときにやってほしいこと」に着眼して、内容を考えた。
 事業の対象となるのは▽朝のごみ出し▽蛍光灯、電球の交換(買い置きがある場合)▽時計の電池交換(腕時計は除く、買い置きがある場合)▽冷蔵庫の整理▽クモの巣の除去▽米の精米(10`未満)▽話し相手|など。1回30分以内の仕事が原則で、料金は500円。
 同センター会員のうち、同事業に携わるサポート会員を募ったところ34人が登録。サポート会員は依頼に応じて訪問し、作業終了後、利用者から直接集金する。地域コミュニティーの活性化も狙い、利用者の近くに住む会員を派遣する。
 吉川市内には団地もあり、高齢者が多く生活するが3階以上に住む人はふだんのごみ出しにも苦労する人がいるという。また、1人暮らしも多く、話し相手を求める声もある。
 同事業に計画時から携わった会員の一人、会田育男さん(69)は「お年寄りの一人暮らしだと、家の中の蛍光灯を交換するのにも苦労する。業者を呼ぶのも大げさなので、こんなときに地域の人が気軽にお手伝いできれば皆が助かると思う。無料だと依頼しにくいのであえてワンコインにした」と話していた。「あいあい傘事業」というネーミングも会員らで話し合って決めた。
 同センターでは、同事業の対象とならない事業として、これまで有料で同センターが引き受けてきた事業の「植木の手入れ」や「障子・ふすまの張り替え」「網戸の張り替え」「大工作業」「家事援助」「洋服直し」「パソコンサポート」などは対象としない。ワンコインサービスで利用してもうことで、シルバー人材センターの仕事を知ってもらうのももう一つの狙いだ。
 同センターの加崎勇理事長(70)は「地域のことは地域の住民でという願いを込めて始めた。サポート会員を増やして、将来的には各自治会ごとに拠点を作り、ふだんの困りごとに対応していきたい。地域に根ざしたシルバー人材センターとして、多くの市民に知っていただきたい。ちょっとしたお手伝いでいいので、ぜひ利用してください」と呼びかけている。
 同事業の作業時間は午前7時30分から午後5時まで。受け付け時間は午前9時30分から午後3時(土、日、祝日を除く)まで。
 <問い合わせ>吉川市シルバー人材センターTEL982・7720。

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