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親水空間「水辺の楽校」・来月オープン、散策路など整備

2015.4.20(八潮市)
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 国が八潮市木曽根の中川沿いに整備していた、子どもたちの自然体験や環境学習ができる水辺空間、通称「中川やしお水辺の楽校」がほぼ完成し、今月からプレオープンしている。本格オープンとなる5月17日には、記念式典やイベントが開かれる。同施設は、「中川やしおフラワーパーク」に隣接し、約1・2fの広さに中川から水を引いた水路が設けられ、カヌーやボートなどの水遊びもできる構造で、八潮市は「花桃の名所フラワーパークとともに、自然と触れあえる新たな観光施設として盛り上げたい」とアピールしている

 「水辺の楽校」は、地域の個性やニーズに対応した河川整備のため実施している「地域と連携した川づくり」の一環で、国土交通省、文部科学省、環境省が連携し実施しているプロジェクト。
 八潮市は国から同プロジェクトの提案を受けて2011年7月に国土交通省、市役所活力推進部、観光協会、小学校、市民団体などで協議会を設立し、整備イメージや運営方針などを話し合ってきた。2012年2月に同プロジェクトに登録し、翌年から協議会は18団体で構成する、「中川やしお子どもの水辺運営協議会」(会長=齋藤勝・観光協会長、事務局=八潮市商工観光課内)に衣替えし、「広報・施設管理部会」、「活動・運営部会」を柱に安全管理や利用ルール作りなど話し合ってきた。
 今回整備された、「中川やしお水辺の楽校」は、中央部に長さ約190b、幅約10〜40bのバナナ形状の水路を造成した。上流部と下流部が中川とつながり、堰が設けられ、手動で季節やイベントの際には推移の調整ができる。水深は上流部近くが0・5b、下流部近くは約1・2b。水路には階段護岸やカヌーなど発着できる木製デッキが設けられ、一周540bの散策路もある。
 水路と中川に囲まれた三日月形の島は、もともとあったケヤキやサクラ、イチョウなどの防護林を生かした広場。カヌーやボートなどの水遊びやキャンプが楽しめるほか、今後はカニやエビ、小魚など水生生物なども生息する環境となり、野鳥も飛来し自然観察などもできる親水空間となる。
 国と市、市と運営協議会の協定により、オープン後は、同運営協議会が清掃活動や草刈り、主催イベント開催などの管理運営を行う。運営費は協賛金、市の助成金などでまかなう。近くの潮止小学校では、各学年の授業で自然観察などに活用する予定。市民団体では、カヌー教室や体験キャンプも計画中だ。
 同運営協議会事務局では、「水辺の楽校を活用した、さまざまな親水イベントを年間通じ開いていきたい。フラワーパークとの相乗効果で、多くの人が訪れる観光施設になれば」と期待している。

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