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「子どもの水辺」整備へ・水路や散策路など

2014.12.8(八潮市)
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 国が八潮市二丁目の中川沿いに整備している、子どもたちの親水空間「中川やしお子どもの水辺」の工事がこのほど、来年2月末完成をめざし始まった。国が地域住民と協力して、子どもたちの自然体験や環境学習ができる水辺空間づくりを支援する「水辺の楽校プロジェクト」に基づくもので、2012年2月に、中川やしおフラワーパークに隣接した1・2fが同プロジェクトに登録され、国の事業で整備が始まった。オープンは来春を予定、中央部には中川から水を引いた水路が設けられ、カヌーやボートなどの水遊びもできる構造となっており、八潮市は「フラワーパークと並ぶ、自然と触れあえる新たな観光名所に」と期待を寄せている。

 「水辺の楽校プロジェクト」は、1996年から地域の個性やニーズに対応した河川整備のため実施している「地域と連携した川づくり」の一環で、国土交通省、文部科学省、環境省が連携し実施しているもので、県内では川口、朝霞市などが登録している。
 八潮市は、花桃などによる観光名所「中川やしおフラワーパーク」の拡充策を模索する中で、国から同プロジェクトの提案を受け、2011年7月に子ども会育成連絡協議会、地元町会などの市民団体、観光協会、市役所市民活力推進部、国土交通省などで「中川やしお子どもの水辺協議会」を設立し、各地の視察などを経て整備イメージや方針を話し合ってきた。
 12年2月に同プロジェクトに登録。昨年2月に同水辺協議会は18団体で構成する「運営協議会」(齋藤勝会長)に衣替えし、広報・施設管理部会、活動・運営部会をつくり、安全管理やルールづくり、開校イベントなどの協議を重ねている。
 整備地点1・2fの中央部には、かつて農家が植えたケヤキやサクラ、イチョウなどの防護林が残っている。この林の脇に、長さ約190b、幅約10〜40b、水深最大1・2bの水路を造る。水路はバナナ形状で、上流部と下流部が中川とつながり、堰が設けられ、季節やイベントごとに水位の調節ができる。水路にはカヌーなどが発着できるデッキが設けられ、周囲は散策路や広場も整備される。カヌーやボートなどの水遊びやキャンプが楽しめ、水生生物などの観察などもできる親水空間となる。中川の生態系観察地点のひとつとして、小学校の学習などでも活用ができそうだ。オープン後は、同運営協議会が管理運営を行う。
 整備地点は、花桃などの観光名所「中川やしおフラワーパーク」に隣接し、この地域一帯約9・7fは、国土交通省から、「水辺観光の拠点づくり」として、包括占有許可を受けており、ボート係留のマリーナや多目的広場がある。
 八潮市商工課・小澤靖彦課長は「八潮市にとって、首都圏桃源郷の拠点であるフラワーパークと合わせ、水辺の楽校は、八潮の地域に合った大切な観光資源となる場所」と期待する。

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