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中野君が銀賞に輝く・欧州国際ピアノコン

2014.1.20(八潮市)
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 八潮市立大曽根小1年の中野隼(しゅん)君(7)(八潮市垳)は昨年11月23日、東京都千代田区の「TOKYO FM HALL」で開かれた「第4回ヨーロッパ国際ピアノコンクールin japan」の全国大会・自由曲部門小学1・2年の部で銀賞に輝いた。
 同コンクールはヨーロッパと日本で活躍するピアニスト、杉谷昭子さんが「音楽性、様式感、音色の美しさと響き、個性的な表現」を目指し創設したコンクール。隼君は、東京地区予選、同本選を上位で通過し全国大会に臨み、この年齢では難曲といわれる、A・ハチャトリアン作曲「エチュード」を見事に演奏した。
 隼君は、母親の夏希さん(32)(地方公務員)が弾くピアノの音色を子守唄代わりに聞きながら育った。5歳から、足立区在住のピアニスト、羽住美里さんの厳しいレッスンを受け週1回受けるほか、毎日仕事から帰ってきた夏季さんがつきっきりで練習。旅行先でも、インフルエンザで苦しい時にも、この約2年間、一日も休まず続けてきた。
 ふだんは引っ込み思案な隼君だが、ピアノを弾いているときは別人のようにはつらつとするという。「根は負けず嫌いで、弱音をはいたことも練習を放り投げたことも一度もない。自己表現を一番できるのがピアノ。コンクールでは堂々としていて、集中力がすごいんです」と夏希さん。
 隼君は、曲から連想して、オリジナルのストーリーを作り、自分なりのイメージトレーニングをしている。全国大会で弾いた「エチュード」は、「暗い洞窟の中で氷のように冷たい音が響いている」というストーリーが浮かんだという。
 こうした独特な発想が、個性的な表現力につながっているようだ。コンクールでは「思い切り弾けたので、うれしい」と隼君は喜んでいる。
 毎週土・日曜にはスポーツ少年団でサッカーにも熱中し「ピアニストとサッカー選手になりたい」と夢を膨らませる。
 指導にあたってきた羽住さん(40)は「隼君のピアノは心に温かく響き、一音一音に思いやりがあふれていて、そこが演奏の魅力につながっている。どんな小品にもストーリーを考える想像力の豊かさにいつも驚かされます」と絶賛する。
 今年の目標は、同じ部門での金賞と審査員特別賞のW受賞。また、ショパン国際ピアノコンクールin ASIAにもチャレンジ予定だ。

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