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大震災の「復興」感じて・八幡中で演劇を上演

2013.12.10(八潮市)
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 八潮市立八幡中学校(井上正人校長、生徒数523人)で11月29日、PTA主催の観劇会「イシノマキにいた時間〜震災から2年半が過ぎ、何が変わって何が変わらずにいるのか?〜」が開かれた。
 東日本大震災から2年半。いまなお復興への道を歩む石巻でボランティアを行う3人の、それぞれのボランティアの形と葛藤。笑いの中にも、「人は忘れる。忘れないためには伝えていくしかない」「ボランティアがいなくならないと本当の意味での復興にはならない」などの台詞があり、「いつまで、どんな支援を、誰のために?」を問う作品だ。
 放射能の影響を両親が心配し福島県から2年前に転居してきたという八代陸君(3年)は「(福島県の)臨海部ではたくさんの無償のボランティアを見た。劇を観て、自分のできることから少しずつやっていけることはやりたいと思った」、小倍美彩子さんは「ボランティアも苦しい思いや葛藤、いざこざがあることが伝わった。ボランティアを通してどう思うか、教えてもらえてよかった」、震災時、父親が仙台にいたという工藤菜緒さんは「当時の気持ちも薄れていた。(被災地は)まだ完全に復興できていないことがわかった」とそれぞれの心に何かを残したようだ。
 同中PTAによる初の観劇会。三澤江津子副委員長は「震災や石巻にかかわる人たち、そして、いろんな生き方があるということを、多感な中学生が心で感じ、何か思いがのこるものをと思い、この作品を選んだ」という。三澤さんは今後もPTA主催の観劇会を続けたいと話していた。

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