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「切り絵」に生きがい・糸山さん300枚以上制作

2013. 11.18(八潮市)
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 戦国武将や動植物、仏像、西洋の名画など、細かい線を切り抜いたB4サイズの見事な「切り絵」。12年前に脳梗塞で倒れ、右半身まひのリハビリのために今も週2回、八潮市八條の社会福祉法人一寿会のデイサービスセンター「やしお寿苑」を利用する、糸山榮さん(72)(同市緑町3丁目)の作品が、ちょっとした話題になっている。
 4年ほど前、同センターの看護師から勧められ、インターネットの切り絵サイトからダウンロードした絵をカッターで切りぬくリハビリとして始めたが、ミリ単位の細かい線が多く根気がいる緻密な作業だ。糸山さんは包装機械の組立工などの経験による手先の器用さから始め、「右手は少し動く程度ですが、両手を使い、最後まであきらめずやり遂げて完成すると、達成感があります。難しいものほどチャレンジしがいがあり、熱中します。みなさんに見てもらうのが何よりの楽しみ」とうれしそうな笑顔を見せる。3、4日かけて1枚を仕上げ、これまでに300枚以上を作った。完成すると同センターの廊下の壁に展示し、ほしい人にはプレゼントして喜ばれている。糸山さんの影響で切り絵を始める利用者も増えてきた。「いつかは個展もやってみたい」と意欲的だ。
 切り絵をすすめた三浦久美子看護師(51)は「脳梗塞で倒れた方は、喪失感が大きいので、糸山さんには生きがいを感じてほしかった。予想以上に、すばらしいものが作れるようになり感動、みなさんにも良い刺激になっています」という。
 19日から25日、同センターで利用者による、絵手紙や手芸などの成果発表会「文化交流会」(同センター利用者、その家族のみ見学OK)が開かれる。糸山さんの切り絵も約30点展示する予定だ。

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