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新人2人の一騎打ちの様相・八潮市長選挙9月1日告示

2013.8.26(八潮市)
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 任期満了に伴う八潮市長選は9月1日告示、同8日に投開票される。新人で市議の大久保龍雄氏(60)、同じく新人の元県議、大山忍氏(56)が出馬を表明しており、一騎打ちの公算が高い(22日現在)。現職の多田重美市長は昨年12月の市議会定例会で今季限りでの勇退を表明している。大久保氏は民主を離党し今年3月に自民に入党。大山氏は昨年7月に自民を離党し、保守票が割れる様相で各党の支援、推薦も含め波乱含みだ。選挙は市議選(定数21)、東10区県議補選(30日告示、改選数1)とトリプル戦となる。7月3日現在の有権者数は6万7132人。
 大久保 龍雄氏(おおくぼ・たつお) 元酒店代表取締役。八潮市議会副議長。寿野球協会会長。県立川口工業高校卒。都内の総合商社社員、酒店経営などを経て2005年9月、市議に初当選し2期8年務める。八潮市鶴ヶ曽根2014。家族は妻、長男夫婦、孫2人。60歳。
 「2期8年の市議の経験から、市政へのじくじたる思いがあった。市民が望む施策をやるには、市長になるしかないと思った」と出馬を表明した。
 現在、市域の約4割を区画整理中しているため、市の財政は厳しいが、子育て中などの現役世代に重点を置いた財政配分へシフトし「笑顔あふれる活気のあるまちにしたい」が持論。公約に15歳までに子ども医療費無料化拡大、市内にゼロの産科病院の誘致、大胆な統廃合による小中一貫教育施設一体校の設置など掲げる。
 父親が倒れたのを機に、商社勤めを辞め、21歳の時に家業の酒屋を継いだ。コンビニや安売り店が進出し、当初は市民税さえ収めるにも苦労もしたが、御用聞きからはじめ当時は珍しかったプライベートブランド商品開発、歳末セールなどで売り上げを伸ばした。「税金は市民が汗を流した結晶。無駄があってはいけない」と痛感する。
 市議選では2期連続トップ当選。市民からの相談は翌日までに回答することを心掛けてきた。それだけに「効率の良い仕事、職員の適正配置などでスピード感あふれる行政、住民サービスの行き届いた行政」をめざす。保護者が困っていた市立保育所の障害児保育の時間延長も実現した。
 高校1年のときから始めた空手は全空連公認の三段。2年前から寿野球のチームでたまにプレー、最近は行けないが、趣味は大型バイクでのツーリング。


 大山 忍氏(おおやま・しのぶ) 元県議。八潮市体育協会会長、不動産管理会社代表取締役。農業。成蹊大学工学部卒。都内の工作機械メーカー社員、衆院議員秘書などを経て200年7月、県議に初当選、以来4期13年務める。八潮市八潮6の9の1。家族は父、母、弟。
 「地域に活力がなければ国は沈んでしまう。地元八潮のために4期13年の県議経験とこれまでに培った県や国との人脈を生かしたい」と出馬を決意した。
 多田市政の基本的部分は継承しつつ、現実的な課題を解決し、新しい時代の変化に対応した、施策に取り組む。「暮らしを守り、安全な八潮を創る」「質の高い教育都市を創る」「福祉・介護を社会インフラとして整備」「和と絆のコンパクトシティをめざす」と主な公約を掲げる。
 中学1年のころ、学生運動の末期で反戦運動やベトナム問題などが渦巻く中、「この国はどこへ行ってしまうのか。この体制を変えるには政治しかない」との思いを抱き続けてきた。大学卒業後、都内の工作機械メーカーで営業を経験したのち、遠縁のつてで衆院議員秘書に。2000年7月に「地域から国を変えたい」と県議選に出馬し初当選。以来、県防犯のまちづくり条例、私立学校助成審議会条例、中小企業振興条例などの成立に力を注いだ。
 「多くの自治体は社会インフラを昭和40、50年代に整備し、自治体はそれをどのように維持しマネジメントしていくか必要な時代に来ている。行政のスリム化やコンパクト化も求められている。地域の和、社会の絆をもう一度醸成できるまちにしたい」が持論。さらに「例えば安全な道路を造ってもルールを守らなければ事故は起きる。まちづくりは、自助、公助、共助で、地域と個人が自立し、市民それぞれの意識を高めることが重要」と強調する。
 ゴルフの腕前は100前後、今は憲法関連の読書に熱中。目指す自画像は、「切磋琢磨」で、本塁打世界記録を達成した王貞治氏の「常に今の地位におぼれてはいけない」の言葉に感銘し、「現状維持に満足せずに常に上をめざしたい」が信条。

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