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「サバメシ講座」人気・市民防災ミューチャルエイド

2012.1.1(八潮市)
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 八潮市には、「助け合い」をテーマとする「市民防災ミューチャルエイド」(石原啓次代表・会員8人)が活動している。2007年4月、やしお生涯学習館の「防災講習会」修了生有志12人で発足し、現在は月2回の勉強会のほか、近隣市での防災イベント参加、市主催の出前講座提供団体に登録、要望があれば町会や自治会などに出張し、災害時への備えなどを説いている。毎年夏休みには小学生向けに空き缶をコンロにして牛乳パックを燃料にしてご飯を炊く「サバめし(サバイバル飯炊き)講座」も人気だ。
 石原啓次代表(71)は「八潮市は四方を川に囲まれている地域。橋の老朽化もすすんでいる。災害時に橋が壊れたら孤立する。団体名に八潮をつけなかったのは、災害時には自治体の垣根を越えて災害時にはみんな助けあおうという思いを込めたから。自分たちで学習したことを情報発信していきたい」という。これまで、東京・両国やつくば市、松戸市などの防災関連施設も視察し、国土地理院や東大地震研究所、東京都内の防災関連のNPOなどから講師を招き、災害が発生時の対応や危険回避などについて学習し、八潮市にはこれまでに、八潮駅南口に予定される都市公園を「防災公園として活用してほしい」、駅周辺区画整理地内を「防災モデル住宅にしては」など提案してきた。
 これまでの学習で得た知識をもとに、オリジナルのいざという時の行動として「大地震3(さん)・3(さん)・3(さん)の原則」も考案し、PRしている。3つの原則とは@最初の3分(自分の身は自分で守り、ドアや窓を開けて出口を確保。調理台やストーブの火を消す)A次の3時間(揺れがおさまったら避難、非常用リュックを持ち出し、家族や近隣の救助に動こう)Bひと安心後の3日間(ボランティアが動き始めるまで自力と地域で助け合い)。
 また、日ごろの備えとして、枕元には笛、靴(できれば登山用靴)、ヘルメット、服用薬、携帯電話、眼鏡、懐中電灯、衣類、お金(数万円と小銭)など置いておく。非常時用リュックには、そのひとがまず必要となるものを入れておくこと。ペットボトル水など重いものを入れすぎると高齢者は持ち出せない、と指摘する。
 石原代表は「だれかに助けてもらおうという意識ではなく、まず自力で助かる方法を日ごろから考えておくことが大事です。家の中で安全な場所はどこか、など防災知識は必要、とっさの判断も可能になります」という。
 市民防災ミューチャルエイドは、月2回木曜午後1時30分〜3時30分、やしお生涯学習館で活動中。会員も募集中。
 <問い合わせ>石原さんTEL997・3236。

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