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キューバにバレエ留学・藤村さん難関試験に合格

2020.1.20(草加市)
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 草加市中根町の藤村衣緒里さん(18)(私立淑徳与野高校3年)がこのほど、日本人で初めて「キューバ国立バレエ学校」(キューバ・ハバナ市)に合格し、プロのバレエダンサーを目指して励んでいる。

 藤村さんがバレエを始めたのは小学校1年の時。友人に誘われ、軽い気持ちで、現在も所属する草加市内のスタジオ「アルテ エスペランサ バレエ&ダンス」(渡邉美紀代表)に通い始めた。藤村さんは「当時は習い事程度でコンクールにも興味はなかった」と話す。

 初めてコンクールに参加したのは中学2年の秋。予選は通過したものの、上位に入れるレベルではなく悔しさだけが残ったという。その後練習量を週2回から5回に増やし、研さんを重ねた。

 進路を考える時期を迎えた一昨年の夏頃、かつてキューバでバレエを学んだ渡邉代表の勧めで、キューバのバレエ学校への留学を考えた。「両親とも話し合い、『本当に好きなら挑戦してみろ』と背中を押された」と藤村さん。県国際交流協会の海外留学奨学金制度「埼玉発世界行き」にも選ばれ、昨年9月、キューバ国立バレエ学校の試験に見事合格して学生ビザを取得した。

 今月にキューバに渡り、2022年6月まで留学して、プロのバレエダンサーとバレエ講師の資格を目指すという。

 指導してきた渡邉代表は「心身の柔らかさやスタイル、感性、バランス感覚、音楽性、両親の応援など全てにおいてバレエに特化したポテンシャルを持っている」と話す。

 藤村さんは「バレエの中にもたくさんの部門があって全てを学べる。日本人としての繊細さや表現力を生かしながら、キューバのバレエの持つ力強さを組み合わせ、自分自身の特徴としたい」と抱負を話し、「日本では公演も少なく、踊って生活することは難しいが、海外ではバレエは身近なもの。3年間必死に努力し、資格を得て専属会社への就職を目指す」と、意欲を燃やしている。
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