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三味線ライブとトーク・ワッシーさん

2017.3.20(草加市)
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 草加市在住の三味線奏者、ワッシー・ヴィンセント・ジュニアさん(52)による「ワッシーさんの三味線ライブ&トークショー」が6日、同市新里文化センター・ホールで開かれ、約220人が独特の“アフロ三味線”の演奏とトークを楽しんだ。

 カメルーン出身のワッシーさんがどのように異文化の三味線を習得し、日本人と交流してきたかについて学ぼうと、同センターが人権教育の一環として主催した。

 ワッシーさんは1994年に日本の知人の招きで来日し、偶然聴いた新内流三味線の音色に魅かれ、長期滞在ビザを取得して新内流家元に弟子入り。2002年に外国人初の名取「富士松ワッシー」となった。師匠の勧めで、アフリカンポップスなどと融合したアフロ三味線を生み出し、現在、永住権を取得して都内や市内のライブハウスなどでバンド活動している。

 この日のオープニングで、カメルーンの民族衣装で登場したワッシーさんは、アフリカの民族楽器「ドゥムドゥム太鼓」で母国の音楽を奏でた。この後、アフリカの音楽や三味線について、ジョークを交えて軽妙に解説しながら、ワッシーさんはオリジナル曲や日本の民謡、美空ひばりの曲などを、独特のアフロ三味線のリズムと本格派の新内流三味線の音色を交えて披露した。その見事な演奏に観客から大きな拍手が起きていた。

 トークコーナーで、ワッシーさんは「日本語が全然わからず知人に通訳してもらいながら三味線を学んだ。音楽に言葉は関係ないよ。師匠の音を録音して繰り返し聴いて師匠の音に近づけた」と話した。また、「日本の旅館、畳、温泉、居酒屋が大好き!」と話して笑いを誘っていた。ドゥムドゥム太鼓の体験やアフリカの歌をみんなで歌うコーナーもあり、楽しいライブショーとなった。蓮沼美枝さん(68)(同市遊馬町)は「ワッシーさんが日本の文化をよく勉強していることがわかった。いろいろな三味線の音色が楽しめた」と喜んでいた。
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