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「保育園で働きませんか」・初の人材発掘へ研修

2017. 3.6(草加市)
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 深刻な保育士不足に対応し、待機児童問題の解消を目指そうと、草加市は2月16日、初めて「保育園で働きたい人のための研修会」を市役所内で開いた。実際の保育園の現場を知ってもらい、“潜在保育士”や育児経験のある人材を発掘しようという試み。市内外の20代から60代まで約40人(うち男性は1人)が受講した。

 研修の講師は、同市保育課職員の土井美紀さん(49)と、保育アドバイザーの鹿野妙子さん(61)の2人。土井さんらは、保育士の経験を踏まえて、保育園の一日の流れや園児とのコミュニケーションの大切さ、保育環境や保育園の役割などについて詳しく説明し、「保育園の仕事は命を預かる仕事」と心構えを強調した。

 質疑応答では、「育児によって、現場を離れていること」や「仕事と子育てが両立できるか」などについての不安の声が上がった。

 受講者たちのこうした懸念に対し、講師の2人は「現場からしばらく離れていると、今の保育とのずれを感じ、不安に思うことや悩むことも多いと思う」としながらも、「就職時は誰でも同じ。共に良い保育園をつくるチームとして協力しあうので、安心してください」と答えていた。

 ただ1人の男性参加者の保育士補助、高山大輔さん(31)(三郷市彦成)は「日々、悩みもあるが、子どもの成長や笑顔にやりがいを感じます。子どもとの信頼関係を作り、安心して来園してもらえる保育者になりたい」と決意を新たにしていた。

 同市保育課は「今回の研修会をきっかけに、より多くの人に保育園の仕事を知ってもらい、経験不足や再就職による不安を払拭してほしい」と話し、保育士確保につながることを期待している。
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