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「かよちゃんお帰り」・米で心臓移植に成功

2016.7.18(草加市)
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 全国からの支援を受けて渡米し、米国での心臓移植手術が成功した、金澤佳代ちゃん(2歳10か月)=千葉県流山市=が治療を無事終えて6月22日に帰国した=本紙既報=。支援団体「かよちゃんを救う会」が両親とともに8日、流山市役所で市長と面会した後、帰国報告会見に臨んだ。

 佳代ちゃんは、生後間もなく、乳幼児の生存率が50%といわれる「拘束型心筋症」と診断され、入院先の東京女子医大を通じ、米国・ニューヨーク州のコロンビア大学病院で心臓移植手術を受け入れてもらえることになったが、多額の手術代や渡航費用が必要となった。

 草加市出身の父親の輝宏さん(39)の同級生らが「NPO法人日本移植支援協会」(東京都渋谷区)の協力で支援団体「かよちゃんを救う会」を立ち上げ募金を呼びかけたところ、全国から2億8000万円を超える募金が寄せられ、渡米が実現した。

 昨年7月22日に渡米し、2か月後にドナーが現れ、9月30日(日本時間29日)に無事、手術が成功した。その後、長期間の点滴の影響で「小児総胆管結石」を発症し治療が長引いたが、順調に回復し退院した。

 輝宏さんと母親の亜矢子さん(39)は「娘に命のバトンをくださったドナーとその家族の皆様、今まで私たちをご支援くださった皆さまのおかげと心より感謝しております。これからも体調管理をしっかりと行いながら、感謝の気持ちを忘れず過ごしていきたい」と話した。

 佳代ちゃんは現在、食欲も旺盛でカレーピラフや麺類が大好きで体重も以前よりも約3`増えて現在10`、身長は85aに成長。両親は「アンパンマンのおもちゃやボール投げなどで活発に遊び、やんちゃなほど」と目を細める。佳代ちゃんは、今後は定期的な検査や免疫抑制剤を生涯飲み続けなければいけないという現実もあるが、両親は「ものおじしない性格みたいなので、前向きな気持ちで、スポーツでも何でもやりたいことがあれば普通の子のようにやらせてあげたい」と望んでいる。
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