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工藤さん県美術協会賞・県展洋画で

2016.7.4(草加市)
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 草加市西町の工藤信芳さん(62)は、洋画「TOMORROW|Y4」で「県美術家協会賞」を受賞した。

2008年から県展へ出品し、6回入選しているが、「特選」は初めての受賞。「初の入賞だけに、喜びは大きいですね」と工藤さん。

 受賞作品は「TOMORROW|Y4」の題名が示す通り、「明日への芽生え」「命のつながり」「希望」といったイメージを”新芽”に託し、それを10aほどのタイル状のパターンにして画面全体を埋め、黄色の色調で統一感を持たせた。複数の異なる素材を使う「ミクストメディア」という技法を使って、立体感を持たせている。

 アクリル絵の具と水彩絵の具を併用し、明暗をつけた。「黄色は薄くて生命力がない気がする」ため、何度も薄い色を重ねて作品を描き上げたという。

題名の「Y4」は、今まで描いてきた「黄色の作品の4番目」の意味。同じパターンで赤や青、緑を基調とした作品も描いている。

 山形県鶴岡市出身。舞台装飾や展示会などのディスプレイ、テレビの大道具などの仕事をこなしながら、出勤前や退社後の時間を使って描いてきた。今は、8月に開催される「白甕社美術展」や10月の「自由美術展」に向けた作品の制作に没頭している。「故郷の鶴岡市にある『鶴岡アートフォーラム(美術館)』で、個展を開くことが夢。それが一番の親孝行かな」と笑った。
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