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平出さん県教育長賞・県展日本画「曼梅擬」で

2016.7.4(草加市)
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 草加市高砂の平出みずほさん(73)は、日本画「蔓梅擬」(60号)で「埼玉県教育委員会教育長賞」を受賞した。「白金泥を使い、細かい所まで一生懸命描いた。だけど、今回の作品は一生懸命描いたとか、自分で気に入ってる作品でもなく、いまいち実感できない」と飄々としている。

 今回の受賞作品は、昨年、実家の長野県諏訪郡富士見町を訪れた際、偶然畑の隅に咲いていた「蔓梅擬」に感銘を受けたから。

「蔓梅擬をモチーフにはしたが、飽きやすい性格なので、蔓、葉、実など細かい部分を描いている途中、放り出したくなった」と平出さんは笑う。しかしながら、「蔓梅擬」の実の赤が、複雑に絡み合う蔓や葉、豊かな背景の上に力強く描かれており、画面全体を引き締める効果と、魅力を引き出している。細密に描写している所と、そうでない所がはっきりと分かり、なんとも言えない魅力のある作品に仕上がっている。

 絵を描き始めたのは、1990年のこと。経営している不動産業が暇だったため油絵でも描いてみようと始めたが「油の臭いと汚れが気になり、2年位で飽きて止めてしまった」という。

それならば日本画があると、図書館で日本画の書籍を読み、独学で日本画の画材(岩絵の具や胡粉、膠など)について勉強したり、カルチャースクールで基礎を学んだ。4年程前には川口市にある絵画教室で指導を受け、現在も絵を描き続けている。

  「最近は山や風景、猫などの絵を描いている。絵が好きなので、健康で長生きし、いつまでも絵を描き続けたい」と微笑んだ。
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