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川柳、谷塚西部で新規バス路線・駅や市立病院を結ぶ

2015.9.15(草加市)
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 草加市は、交通不便地域の解消に向けて、2013年7月に「市公共交通再編計画」を策定し、検討を重ねてきたが、来年4月から市が運行経費の一部をバス事業者に補助する方法で、草加川柳地区と谷塚西部地区に新規のバス路線の開設が決まった。市立病院や市内駅に直結する交通手段がなく不便を強いられていた高齢者らにとっても朗報となる。市ではこの新路線の運行に合わせ、「地域に親しまれるバスに」とPRに向けてバスの愛称と車体のラッピングデザインも募集する。

 市は公共交通事業者、市民団体らで組織した「地域公共交通会議」で、交通不便の解消が困難な地域の定義について、従来のバス停から300b以上、駅から1`以上のほかに、@市立病院に行くまでに2回以上乗り継ぐAバスで市内駅に行けないBバスの運行本数が近くのバス停から1日あたり片道12本未満、の3つを加えた。
 草加川柳地区、谷塚西部地区もこの交通不便地域に含まれ、新規路線開設などの対応が必要な地域として、柿木地区、新田西部地区とともに指定された。
 草加川柳地区と谷塚西部地区は、以前から地元町会・自治会からも市議会に請願や陳情が提出されており、区画整理や都市計画道路整備などが完了しておらず、既存バス路線の再編成だけでは、交通不便の解消が困難なことから新規路線開設に踏み切った。新規路線は市主導により運行内容を決め、事業者を募集し、「東武バスセントラル」(東京都足立区)に決まった。市は同社に運賃収入で賄えない運行経費の一部、年間約6000万円を上限に補助する予定だ。
 新路線は、市民要望の高かった「市内駅」と「草加市立病院」を経由する路線となる。バスは34人定員の小型バスで毎日運行、原則1時間当たり2本となる。新路線は、草加川柳地区は、「柿木公民館〜川柳文化センター〜松原団地駅東口〜草加市立病院」(約8`、約23停留所予定)、谷塚西部地区は「見沼代親水公園駅(日暮里・舎人ライナー)〜谷塚駅〜草加駅西口〜草加市立病院」(約12`、約32停留所予定)を運行する。運賃は最低180円を基本とし既存路線並みとなる見込みだ。
 まずは5年間を試験運行期間として、利用状況や効果などを適時分析しルートの変更など、改善をしていく。
 草加市交通対策課・宮崎嗣久課長は「試験運行を経て、利用者へのアンケートなどで需要があれば、本格運行に移行していきたい。ほかの地域への路線導入などに向けた検証をしていきたい」という。
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