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かよちゃん心臓移植へ渡米・コロンビア大学病院へ

2015.7.27(草加市)
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 重度の心臓病で米国での心臓移植手術を目指してきた、千葉県流山市の金澤佳代ちゃん(1歳9カ月)が22日、全国から集まった善意が実り、両親と共に移植手術に向けて成田空港を出発した。前日の21日、多額の治療費などを工面するため、募金活動を展開してきた支援団体が目標金額(2億4500万円)達成の報告とお礼のため、流山市役所で記者会見を行った。
 会見には、「かよちゃんを救う会」の佐藤典孝代表、佳代ちゃんの両親、輝宏さん、亜矢子さんが出席した。はじめに佐藤代表が、経過報告と準備が整い22日に渡米することを明らかにした。
 佐藤代表(38)は「日本中から温かいご支援、メッセージを頂いた。皆様の温かい気持ちに感謝します」とお礼を述べた。輝宏さん(38)は「皆様の温かいご支援のおかげで、娘を新しいステージに立たせることができます。前途は多難ですが、娘の成長を見守りながら誠心誠意頑張りたい。皆様のお気持ちに深く感謝し、この気持ちをこの先も大切にしてまいります」と感謝の言葉を述べた。亜矢子さん(38)は「提供していただくドナーの方と家族の志を大事に頑張りたい。皆様に感謝するばかりです」と語った。さらに、両親は完治したら「普通の家庭のように、一緒に笑いながらご飯を食べたい。公園などにも連れて行ってあげたい」と涙を潤ませた。佳代ちゃんの状態は現在、薬の投与で安定しているという。
 佳代ちゃんは、輝宏さん、亜矢子さんの次女として生まれて間もなく、心臓の筋肉が硬くなる難病「拘束型心筋症」と診断された。乳幼児の1年後の生存率は50%とされ、佳代ちゃんは合併症もあるため一刻も早い手術が必要となっていた。入院先の東京女子医大を通じて、コロンビア大学でセカンドオピニオンを受けて心臓移植しか手立てがないとされ、同大で受け入れてもらうことになったが、多額の手術費用や滞在費などが必要となり、両親の同級生や友人、知人らが支援団体「かよちゃんを救う会」を立ち上げ、募金活動を展開してきた。報道などを機に流山市はじめ、輝宏さんや同救う会の佐藤代表の出身地の草加市や、近隣の吉川市など支援の輪が広がり、全国から募金が相次ぎ、6月26日に目標を達成した。最終的に2億8352万円余が集まった。目標達成により同会事務所は26日付で閉鎖し、今後は、同会ホームページで近況報告していくという。
 佳代ちゃんは、米国コロンビア大学病院(ニューヨーク州)に入院し検査を受け、正式に臓器提供の登録をし、ドナー(臓器提供者)が現れるのを待つ。

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