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佳代ちゃんの命助けよう・米国で心臓移植手術へ募金

2015.5.25(草加市)
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難病の「拘束型心筋症」と診断され、米国での心臓移植手術しか手立てがないという、草加市出身で千葉県流山市の会社員、金澤輝宏さん(38)と妻、亜矢子さん(38)の次女、「佳代ちゃん」(1歳8か月)を支援するため、両親の友人、知人らが立ち上がり、「かよちゃんを救う会」(佐藤典孝代表)がこのほど発足し、米国での手術費用など2億4500万円を目標に、街頭やイベントでの募金活動を始めた。輝宏さんと幼なじみで、市立青柳中の同級生でもある佐藤代表(38)は、「私たちにできることは金銭的な支援しかない。一人でも多くの人の善意をお願いしたい」と呼びかけている。

 同救う会によると、佳代ちゃんは東京女子医大で出生前に、定期健診で先天性心疾患の「総肺静脈還流異常症」と診断され、2013年9月に出産直後に手術を受けて成功したが、昨年11月の精密検査で重度の肺高血圧症が指摘された。今年1月に心臓カテーテルと心筋の検査を行ったところ、「拘束型心筋症」と診断された。東京女子医大を通じ依頼した、米国コロンビア大学のセカンドオピニオンでは、「心臓移植が必要」ということになり、同大で受け入れてもらえることになった。
 この病気は、心臓の一部が硬くなり、心不全につながる難病で、原因や治療法が見つかっていない。呼吸困難や不整脈などの症状が起き、ほかの臓器にも影響が出て致死率も高く、成人で患者の約7割が5年以内に死亡、乳幼児では1年後の生存率は5割程度とされている。
 2010年施行の臓器移植法改正で、国内でも現在は15歳未満の脳死臓器提供は可能になったが、ドナーがすぐには見つかる保証がなく移植は困難なのが現状だという。佐藤代表らは「佳代ちゃんのような幼い子どもには一刻一秒を争う病気。米国で奇跡のチャンスを待つしかない」と、2月から準備を始め、NPO日本移植支援協会の協力で同会を立ち上げた。先月27日には、移植患者への支援などを塩崎恭久・厚生労働大臣に要望した。流山市や同市社会福祉協議会なども支援、その輪が広がりつつある。
 募金の目標額は、大半を占める移植手術費用約2億2000万円や渡航・現地滞在費用など含め2億4500万円。千葉県内や都内など街頭募金活動、イベント会場などで呼びかけ、19日現在、5782万9155円の善意が集まっているが、まだまだ足りない状況。同会では、募金箱設置や地域のイベントなど、募金活動に賛同してもらえる主催者を待っている。
 佳代ちゃんは現在、東京女子医大に入院中で、肺血圧をコントロールする対症療法で凌いでいる状態。体調などを考えると、手術費用のめどがつき次第、6月末には渡米したいという。
 金澤さん夫妻は「病気と闘いながらも日々、成長していくのがわかります。親として、普通の子どものように遊び、泣いたり笑ったりできる、そんな未来を佳代に与えてあげたい。そして、いつまでも見続けたいというのが願いです。皆さんのお力をお借りしたい」という。
 募金は大手銀行などで受け付けている。主な募金振込先は別掲の通り。


 【かよちゃんを救う会の主な銀行口座】▽三菱東京UFJ銀行・新松戸支店=普通0329939「カヨチャンヲスクウカイ サトウノリタカ」▽みずほ銀行・新松戸支店 =普通2205992「カヨチャンオスクウカイ」▽ゆうちょ銀行・振替口座(ゆうちょ銀行から)=記号00120―4番号「カヨチャンヲスクウカイ」  <問い合わせ>かよちゃんを救う会(〒270・0163 千葉県流山市南流山2の19の9 時田マンション102)=毎日午前10時〜午後4時。電話04・7157・FAX04・7157・7062▽ホームページ=http://kayo-chan.com
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