ニュース

市民有志がお身拭い・芭蕉像と曽良像

2015.5.25(草加市)
ニュース写真
 江戸期の俳人、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出立した、陰暦の3月27日にあたる15日、草加市で芭蕉像(草加松原・札場河岸公園)と随行者の河合曽良像(おせん公園)の「お身拭い」が市民や市民団体関係者ら約30人の手で行われた。昨年、草加松原が「おくのほそ道の風景地」として国の指定名勝となったことを記念し、草加市奥の細道市民推進委員会、草加宿神明庵運営協議会が主催した。
 はじめに、同推進委員会の上手一雄会長と同神明庵運営協議会の青柳優代表が旅姿の松尾芭蕉に扮し、曽良像をていねいにタオルで水拭きする、お身拭いを行った。このあと、おくのほそ道の旅を模して、2人の芭蕉を先頭に参加者は札場河岸公園内の芭蕉翁像に移動し、こちらでもお身拭いをみんなで行い、「おくのほそ道」の中の「その日、やうやう草加といふ宿にたどり着けにけり」が出てくる一節を全員で朗読した。このあと、草加松原に点在する、奥の細道関連の記念碑などをクイズ形式で問題を出しながら散策した。
 2つのブロンズ像は市民団体が浄財を集めて制作・建立し、市に寄付したもので、芭蕉翁像は1989年に奥の細道旅立ち300年を記念し、曽良像は、2008年に市制50周年を記念して設置された。
 両像の制作者である彫刻家、麦倉忠彦(79)さん=同市稲荷=も参加し、「市民のみなさんの手で大切に像が守られ、とても良好な状態で作者としてうれしい」といい、また同推進委員会の上手会長は「草加松原が国の名勝となり、子どもたちにも、像の由来を含め草加松原、奥の細道の歴史を伝えていきたい」と話していた。

>戻る