ニュース

幼保小中連携の実践例報告・就学不安を解消の効果

2015. 1.26(草加市)
ニュース写真
 乳幼児から中学卒業までの15年間の子育て、教育を連続した取り組みとして独自に行っている草加市教育委員会は13日、子ども教育連携推進研究事業の「実践研究発表会」を谷塚文化センターで開き、市内小中学校の教員らが出席した。市子ども教育連携推進委員会小中連携担当専門部会委員の千葉大学教育学部の松嵜洋子准教授が指導者として助言した。
 発表会に先立ち、木宏幸・教育長は「幼保小中連携は国全体の潮流になっている。義務教育終了時の15歳のめざす姿を年齢や発達段階において、育ちをしっかり支え、教員のみなさんの気持ちをひとつにして進めてほしい」とあいさつした。
 発表は、幼保小接続期モデルプログラム連携実践校の市立松原小(協力=草加ひまわり幼稚園、市立きたや保育園)と小中期モデルプログラム連携協力校の市立草加小・草加中がそれぞれ、スライドや動画など使い行った。
 松原小は、園児との虫取り交流、児童会活動の「ニコニコまつり」に園児を招待、園児と児童の給食体験交流会、園児の体験入学、1学年担当教諭の保育園訪問研修や意見交換などの実践例を報告。「教師間の連携や、園児の学校への安心感が高まった」などの成果を強調した。山嵜准教授は「子どもたちにどういう意味を持つかをポイントに、するかで活動の焦点がしぼれる。地域の人にも情報発信し、成長、発達の段階やようすがわかるよう交流の可視化を図ることも大切」とアドバイスした。
 草加小と草加中は、児童に中学生が基礎やコツを教えるスポーツ交流、中学生の絵を手本に学習する文化交流、児童を招待した文化祭での交流、草加中教員による草加小での算数授業、部活動体験入学、小中合同地域清掃、中学校の教科を体験する児童のミニ体験入学などの事例を発表した。成果として「中学校の先生や部活動の先輩後輩の関係など中学校の雰囲気がわかり、児童の不安が少なくなった」などをあげた。
 「子どもたちからこんなことがしてみたいと主体性が出てくるので、希望を取り入れながらやると効果的。小学生と触れ合うことで中学生の成長にもつながるはず。一緒にやるだけでなく、いろいろな手立てで、ちょっとしたスパイスや緊張感を取り入れてほしい」とアドバイスしていた。
 発表会後は、中学校区別の教員による意見交換会も行い閉会した。

>戻る
ホームページの内容を無断で複製・転載することは著作権法により禁止されています。