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紙芝居で新入学の準備だ・草加市教委が作り、貸し出しも

2015.1.19(草加市)
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 乳幼児から中学生までの時期を子育てと教育の連携で健やかな子どもの成長を市ぐるみで推進している、草加市教育委員会はこのほど、新小学1年生向けに入学までに子どもたちに身に着けてほしい、大事なポイントをまとめた紙芝居「もうすぐいちねんせい」を作成、市内の保育園、幼稚園、小学校や子育て支援センターなど79か所に配布した。保育園や幼稚園で入学前のこの時期に、読み聞かせの時間などに各施設で上演してもらい、子どもたち自身に就学前に身につけることを理解してもらうもので、市教育委員会では「ほかの自治体ではない全国的にも珍しい取り組み」という

 紙芝居は、B4サイズ12枚で、教育委員会が3年前から作成し、毎年10月ごろ保護者に配布しているリーフレット「もうすぐ1ねんせい」と連動させたもので、この中から「早寝早起き」、「きまりや約束を守る」「友だちと仲良く遊ぶ」など6つの大事なポイントを選び物語にした。
 昨年春から、同委員会子ども教育連携推進室で原案を作成し、市幼稚園・保育園・小学校・中学校連絡協議会で検討を重ね、子どもにわかりやすい言葉使いや短い会話、キャラクターの設定などを修正した。
 紙芝居は、子どもたちに親しみやすいよう、人間に化けた子タヌキの「ポンちゃん」を主人公にし、リーフレットにも掲載されている男の子の「れん君」、女の子の「けいちゃん」を友だちに登場させた。ストーリーは、そうか公園にすむポンちゃんが穴から顔を出して、れん君、けいちゃんたちが楽しそうに遊んでいる姿を見て友だちになろうと、人間に化けて近づく。
 そこから物語が展開し、ブランコの順番を割り込まずに並んで待つ「ルールを守る大切さ」や、道路に飛び出し車にひかれそうになって「安全な道路の歩き方」、先生やともだちにあったら「あいさつや返事ができるようにしよう」などを学んでいくストーリー。
 市立あずま保育園(石川弘子園長)では8日に、今春新1年生になる30人の子どもたちに、保育士が「読み聞かせの時間」を使い紙芝居を行った。子どもたちは「ポンちゃんがブランコをほかの子に譲るところがすてきだった」「約束を守るところがよかった」など、1年生になる自覚が芽生えたようだった。石川園長は「横断歩道の渡り方など紙芝居のメッセージを、入学までにさまざまな保育園生活の中で伝えていければ」という。
 上田真由美・同子ども教育連携推進室長は「子ども自身が理解しやすく親しみやすいよう工夫し作成した。ほかの自治体ではない取り組み。ぜひ、各園で繰り返し読み聞かせていただき、子どもたちが暗記できるくらい、使ってもらえれば」という。
 市内の新入学児童は約2100人の予定。市立中央図書館には閲覧、貸出用のセットも配置している。
 <問い合わせ>草加市教育委員会子ども教育連携推進室TEL922・3494。

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