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「曽良の会」が勉強会・日記などから解説

2015.1.5(草加市)
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 草加宿神明庵で12月13日、「おくのほそ道」で知られる松尾芭蕉の同行者・河合曾良を研究する「草加曾良の会」(青柳優事務局長)と「江戸曾良の会」(櫻庭康夫事務局長)が共催し、小澤秀昭さんを講師に国の名勝指定記念講座「おくのほそ道の風景地〜おくのほそ道の旅同行河合曾良勉強会〜」が開催された。小澤さんは曾良の生誕地である諏訪市の元生涯学習課長であり「元禄四年近畿巡遊」をテーマに研究を重ねてきた。会員ら10人が聴講した。
 小澤さんは曾良の日記の俳句の書付と、芭蕉の句集「猿蓑」の俳句との比較や、元禄四年の日記の研究から近畿周遊の目的を@猿蓑の出版A伊雑宮中臣講を行うことB修験の教団のチェックをするための状況把握だと結論したという。また、「諏訪でも俳人曾良のイメージが強く芭蕉の弟子にとどまっているが、資料を見ると色々なものがでてくる。曾良に関心を持って頂くのはうれしい」と話していた。
 「曾良の会」は年2回の会合や5年前には諏訪市を訪れるなどの活動を行っている。3月に草加市松原が国の名勝指定とされたことを記念して今年は年5回講座を行った。会員の宝槻栄子さん(60代)は「曾良について今まで随行のことしか知らなかったが、コーディネーターのように人間関係を世話していたと斬新な意見を聞いて、改めて俳人というより役人的な役割もあったとわかった」と新たな発見に奥深さを感じたようだ。

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