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黒田杏子さんと俳句楽しむ・「草加松原」を吟行

2014.12.16(草加市)
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 国の名勝に指定された草加松原や草加について詠んだ俳句に句評する、「黒田杏子(ももこ)先生(俳誌「藍生」(あおい)主宰」と草加で俳句を楽しむ会」が11月29日、草加市文化会館で開催された。この日はあいにくの雨にもかかわらず約80人が参加し、雨の草加の情景などを詠んだ俳句を作り、この内3人の作品が優秀作として黒田杏子賞が贈られた。
 参加者は傘をさしながら札場河岸公園で受付を済ませ、俳句を記入する用紙とサインペンを受け取り、松並木を歩きながら会場となる草加市文化会館に向い、それぞれ自信がある一句を提出した。
 黒田さんは、投影機で大きく拡大された一句一句に対して「写実がうまくできている」、「少し理屈っぽい」、「難点が無いのが難点」、「大きな時間と空間が描かれている」などと、鋭い指摘や適切なアドバイスをしていた。
 参加者全員の句にコメントとした後、澤崎義紀さん「何も彼もただそのままに年は行く」、神山洋さん「天と地に松原の縁初時雨」、本名幸平さん「松を抱くわらのぬくさよ日記買ふ」の3人に黒田杏子賞として、米国大使館の元女性外交官、ビゲール・フリードマンさんが黒田さんの俳句を英訳した「I Wait for the Moon」という本と草加松原の記念切手シートなどが贈られた。
 参加した市内の澤崎さんは「年もつまり、世の中も自分も自然に流れていければよいと詠んだもの」と、千葉県市原市から参加した神山さんは「草加は初めて。天は初時雨、地は松原、それを縁としてとらえた」と、福島県昭和村から参加した本名さんは「杏子先生に会いに来た。賞をいただけるとは、大感激です」とそれぞれ感想を話した。

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