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旭鋼管工業が国体初優勝・軟式野球競技で

2014.11.17(草加市)
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さきごろ開催された、第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体2014」の軟式野球競技で、草加市谷塚上町の「旭鋼管工業」(若林毅社長)野球部が、3年ぶり4回目の出場で埼玉県勢として悲願の初優勝を果たした。会社として創業50周年の記念の年、野球部としても創部40年目の節目の快挙に、関係者は喜んでいる。
 旭鋼管工業は、8月の国体県予選に優勝し、国体代表5チームを決める関東ブロックの初戦で、昨年の国体優勝・京葉銀行(千葉県)に無安打無得点で負けた。しかし、敗者復活戦で勝ち上がり、関東5番目の代表にギリギリ滑り込んだ。
 10月18日〜21日、佐世保、平戸市で開かれた国体では、1回戦から3回戦まで1点差の緊迫した接戦を制し勝ち上がった。準決勝・長崎県選抜(長崎県)戦は、先発の中村一仁投手が7回までノーヒットノーランを演じ、打線も14安打の猛攻で4対0で完封勝ちし決勝進出を決めた。
 決勝の相手は、特定医療法人浩洋会田中病院(宮崎県)。両チーム一歩も譲らぬ0|0で迎えた八回表、旭鋼管工業の攻撃の時に折からの雨が土砂降りとなり、グラウンドはどろんこ状態に。すると相手投手が崩れ、2番伊志嶺の左前2塁打、4番前川、5番三沢の連続死球で2死満塁と好機が訪れた。監督のサインで6番渡がボール、ファウルでフルカウントまで粘り、8球目の低めを見極めて押し出しで先制点。続く、橋本の3塁線のゴロが失策を誘い2点目。九回にも、前川の左越え適時打など3安打で3点を追加した。投手陣も3投手のリレーで要所を抑え完封勝利。
 国体独自のルールによる、県内チームから推薦された強化選手4人を含めて、関東ブロック大会から約1か月の期間でチームワークを整え戦った。関東大会の初戦敗退から、チームが一つになり、最後は天候も味方した奇跡の優勝だった。
 旭鋼管工業の野球は、投手を中心に守備力重視でリズムを作り、足をからめた攻撃でコツコツ得点を重ねるのが得意の戦法。今回も5試合で失点2、失策はわずか2つだった。
 今大会で勇退する古瀬和人監督(49)は「関東大会の敗者復活戦で勝ち上がり、みんなの気持ちがひとつになった。一戦一戦ごとに、それぞれの選手の経験値、日々の積み重ねが生きて、それぞれが自分の役割をすべて出し勝ち取った優勝。監督として最後の試合、こんな幸せなことはない」と喜んでいた。
 旭鋼管工業野球部は、4年前に国体と並ぶ全国大会である「天皇賜杯大会」で準優勝。次の目標は。この大会での雪辱を胸に誓った。

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