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渋滞緩和に期待・「回向院通り」来月暫定開通

2014.5.26(草加市)
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 旧日光街道の慢性的な交通渋滞解消のため、草加市が地元町会や商店会の請願を受けて整備を進めてきた、歩行者専用道路だった高砂一丁目の市道2095号線(通称回向院通り)の拡幅工事が完成し, 今月末から暫定開通する。地元にとっては15年越しの要望が実ったもので、国道4号(草加バイパス)方面からや旧日光街道からの車両が県道足立越谷線へ抜けられる対面交通となり、朝夕の渋滞が改善され、地元活性化につながると期待される。地元商店会では完成を祝い、6月1日、記念式典とイベントを予定している。

 1992年2月の駅前再開発ビル・アコスのオープンなどで草加駅東口の駅前通りが慢性的な交通渋滞となり、この解消のため、1999年3月に駅周辺の総合交通規制が変更された。この規制で、高砂1丁目の旧日光街道(市役所から駅前通り方面)は、武蔵野銀行草加支店北側の市道の一方通行の規制が逆になったことで、約600bにわたり旧道から県道足立越谷線へ抜けられなくなった。国道4号線方面から通称草加神社通りを通り、旧道を抜けて県道に出る通過通行車両も以前から多く、市役所利用の車両なども混在し、新たな朝夕の慢性的な渋滞が発生した。旧日光街道の国の交通量調査(2011年度)では、7時〜19時で同市道地点から駅前通り間は、4183台で、県道に出て越谷方面へ行く目的の通行車両が大半を占める。
 買い物客の交通事故の危険性や防災面から、高砂一丁目町会と市役所通り商店会では、当時、歩行者専用道路だった市道2095号線を拡幅し、車両が通行できるようにしてほしい旨の請願を市議会に提出。1999年6月の定例会で、全会一致で可決した。
 市は、2000年度から整備に着手し、市道沿道の回向院や民家の協力を得て代替地移転など含め昨年3月に用地買収を完了。総延長110b、車道幅7b、両側に幅2・5bの歩道が整備された。これにより、国道4号線方面からの車両が県道に出やすくなる。総事業費は、無電柱化による配線工事費含め6億1100万円。今後は無電中柱工事や歩道の御影石調のカラー舗装など行い、2016年度末にすべての整備を完了する予定。
 佐藤祐一・市道路課長は「市道2095号線の拡幅化により、今後大幅な渋滞緩和が見込まれる。草加のもうひとつの玄関口として、旧日光街道の活性化にもつなげたい。国道と県道がつながることで、災害時の避難路や市役所に最も近い緊急輸送路としても活用できる」という。市では、旧日光街道の賑わいづくりの一つとして、駅前通りを中心に南北170b区間を、幅7・8bから12bに拡幅する計画を地元の合意を得て進行中だ。
 鈴木生一・市役所通り商店会会長(69)は「建設中の市役所第二庁舎や本庁舎建て替えなども含めて、東西のスムーズな出入りしやすい人の流れができてれば、商店会だけでなく、町の活性化につながる。国の名勝になった草加松原で観光客も増えて賑わいを期待したい」と開通を喜んでいる。

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