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本番に向け練習に熱・6月にパインコンサート

2014.5.12(草加市)
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 草加市民らによる「ソウカパイン合唱団」とプロのソリストの共演で、ひとつの舞台を作り上げる、第5回ソウカパインオペラコンサート「蝶々夫人」が6月22日(午後2時開演)、草加市文化会館ホールで開催される。1月から始まった練習会も今月3日からは、市民合唱団とソリストによる、本番に向けて熱のこもった合同練習が始まった。
 このオペラは、草加市や市教委が1985年から2008年まで開催した、市民とプロが共演する「草加パインコンサート」が母体で、終了後も「市民オペラ」の継続・発展を目的に、元市役所職員の辻本代表理事らが中心となり一般社団法人を設立し、年1回開催している。今回は、プロのソリスト14人、市民合唱団は30歳代から80歳代までの35人が出演する。
 この日の合同練習では、市民合唱団は、それぞれの場面での細かい歌い方の指導を受けながらソリストのソロと各シーンでの合唱を合わせた。「大声ではなく、4人ぐらいの空間で歌うような距離感で」、「言葉は歯切れよく」などのアドバイスが飛び、反復練習した。
 今回初参加の宮上明日香さん(36)(さいたま市、ホームヘルパー)は「歌も芝居も大好きで、以前は劇団の研究生になっていたこともあります。草加でプロと共演できるオペラがあると知り、参加しました。イタリア語でハードルが高いですが、自主練習もして最後までついていき、本番を迎えたい」といい、草加市主催のときから毎年参加している奥寺智江さん(69)(越谷市、カウンセラー)は「看護師のころからストレス解消で30年以上歌っています。歌っているときは年齢も忘れ、若返ります。プロの方と同じ舞台に立てるのがうれしい」と話していた。
 今回の「蝶々夫人」はジャコモ・プッチーニの原作で原語のイタリア語での上演(本番は字幕スーパー付き)となる。19世紀終わりごろの長崎を舞台にした、没落藩士令嬢の蝶々さんとアメリカ海軍士官ピンカートンとの悲恋物語。寄港先の長崎で15歳の蝶々さんと結婚し子どもをもうけたピンカートンは、やがて祖国に戻り音信不通となる。3年ぶりに入港したことを知り、部屋中を花で埋めてピンカートンの帰りを待ちわびる蝶々夫人だったが、見知らぬアメリカ人女性を伴い現れたことですべてを悟り、子どもの将来を託して自らの命を絶つ。
 辻本代表理事(59)は「みなさんになじみのある、人気の高い作品。主役の田中宏子さん、田代誠さんのすばらしい歌声と演技、市民合唱団とプロの息の合った歌声をお聞きください」と話している。
 コンサートの主催は、一般社団法人イースト・ミュージック・アソシエイション(辻本木の実代表理事)、草加オペラ協会、共催は公益財団法人草加市文化協会、後援は草加市、草加市教委、東武よみうり新聞社など。

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