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せざき防犯パト10周年・瀬崎小児童見守る

2014.4.28(草加市)
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 草加市内の自主防犯活動組織「せざき防犯パトロール隊」(浅古八郎隊長)の結成10周年を祝う祝賀会が19日、瀬崎コミュニティセンターで開催された。
 同隊が結成されたのは、2001年7月に瀬崎地区にある浅間神社の祭礼で16歳の少女が誘拐され、翌日、茨城県内で遺体となって発見されたことがきっかけ。当時の浅古八郎・瀬崎第一町会長、北村毅(故人)・瀬崎第二町会長、田村秀雄(故人)・瀬崎第三町会長、舟本統コリーナ自治会長で自分たちのまちを自分たちの手で守るためにはどうしたらよいかを検討。そうした中、03年に瀬崎地区内でひったくり事件が急増。治安悪化に危機感を抱き、同年8月に隊員を募集し、当初158人で舟本さんを初代隊長にせざき防犯パトロール隊を立ち上げ、夜間パトロールを開始した。
 当時、地域住民による常設の地域パトロール隊は草加市内では初めてであり、また、県内においても先駆的な取り組みだった。06年9月からは、児童の下校時の安全を守るため、青色回転灯パトロール車によるパトロール隊を結成し活動を始めた。その後も歳末防犯キャンペーンや春・秋の交通安全運動など活動は拡大している。
 浅古隊長はこうした同隊の経過を語るとともに「これからも犯罪は尽きることが無いと思うが、皆さんの力を借りながら犯罪のないまちづくり、安全安心なまちづくりに努めていきたい」とあいさつした。
 浅古隊長は、初代隊長を務めた舟本さんと初代事務局長を務めた田原達一さんに同隊からの感謝状や記念品を手渡した。舟本さんは「感謝状のことは何も知らされていなかったので、驚き感謝している。自分たちのまちは自分たちで守るという、行政と市民とのコラボレーションによる活動に非常に誇りを持っている」と語った。
 次いで、下校時に見守ってもらっている瀬崎小(益岡和正校長)の児童を代表し6年1組の國分一彦君と星野莉音(りおん)さんが「私たちの安全を守るため、毎日見守ってくださりありがとうございます。私たち6年生が生まれたのは、ちょうど、せざき防犯パトロール隊が結成された時。10年以上見守られてきたことに驚いている。これからも私たちや後輩の児童を見守ってください」と感謝の言葉を述べた。
 来賓の田中和明市長は、「地域ならではの課題に対し、行政の行き届かないところまで尽力いただいている。こうした活動は市が目指す、強いまち草加に向け大変心強い。現在、見守られている子どもなども10年後の20周年では活動に参加していることを期待する」とあいさつした。また、草加警察署の畑中生活安全課長や横塚交通課長なども10年以上にわたる地域防犯・交通安全などの取り組みに感謝の言葉を述べた。
 同隊の昨年度の活動実績は、夜間パトロールに136日、延べ660人活動、青色回転灯パトロールに198日、延べ634人活動などとなっている。地域のひったくり発生件数は2003年の54件から昨年度3件と減少してきている。

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