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松原体操クが50周年・病気知らずのメンバーたち

2014.3.17(草加市)
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草加市松原に当時東洋一といわれたマンモス団地「松原団地」ができて、はや半世紀が経過した。同団地C集会所を会場に、団地住民らが「運動不足解消や健康づくりに」と始めた「松原体操クラブ」がこのほど、50周年を迎えた。今月1日には感謝の会を関係者で開いた。当初からのメンバーが3人健在する。現在のメンバー13人の多くは、30年以上在籍し、子育て真最中だった世代は、高齢者と呼ばれる世代となったが、このクラブのおかげで気力も体力も充実、はつらつとしている。
 松原体操クラブは、1963年11月から翌年7月まで、栄小学校PTAのお母さんたちが松原団地C集会所で開いた体操教室が母体。講師が引っ越したことで解散し、有志で新たに発足した。同じ教室の生徒だった、川添千代子さんが高校時代に器械体操の選手だったことで講師役を引き受け、産休を挟みながら、現在まで続けてきた。
 クラブは現在、毎週火曜日午前中、約1時間半、音楽に合わせた体操やストレッチ、腹筋や背筋の筋力トレーニングなどで健康維持を図る。ストレッチなどのときの掛け声もメンバー全員が交代で行うことで、一体感を生んでいる。
 川添さん(77)は「スタートしたころは、みな子育て世代の主婦で20代、30代。激しい筋力トレーニングなども取り入れたこともありましたが、年齢を重ねるとともにプログラムもゆるやかなものに変わり、今は無理せずけがをしない、をモットーに、新しいストレッチなども取り入れています。私自身、高校時代のケガの後遺症に悩まされてきましたが、みんなでやることで苦にならず元気の源です」という。
 昭和40、50年代のピーク時には60人ほどの会員が在籍、週2回に分けて実施していたほどだった。週1回の活動のほか、年間通じボウリング教室や水泳教室、さらにハイキング、遠足、運動会など家族同士の交流イベントなども盛んだった。
 「骨折のリハビリに」「五十肩を直したい」など参加した動機はさまざまだったが、長年の積み重ねで、同年齢よりも健康に自信を持つ。「病気やケガがしにくくなった」と口をそろえる。
 メンバーの赤井美代子さん(70)は大腸がんを患い大手術しリハビリのため10年ほど前から参加しているが「声を出してみんなでやることで、体調は安定し再発も今のところない」と喜ぶ。岡村洋子さん(78)は「このクラブに通いながら子どもを3人産んで育てました。産後のリハビリにも役立ちました」と振り返る。梅嶋君恵さん(76)は「クラブがきっかけで、ママさんバレーもやりました。おかげで病気もほとんどなく過ごしています」という。
 松原団地は老朽化による建て替えが進み、クラブの活動場所である集会所も今年いっぱいで取り壊されることが決まった。しかし、クラブは今後も存続していくと誓い合い、新たな活動場所を探し始めた。

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