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市民配布1000本達成・5年目の「桜プロジェクト」

2014.2.24(草加市)
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 草加市観光協会(糸井守会長)が市と協働で2009年から、市役所玄関前の「仙台紅しだれ」を接ぎ木で増やし、市内全域に1000本植樹しようと取り組んできた「そうか桜プロジェクト」の目標が5年目の今年、達成される。これまで小中学校などの公共施設への植樹、市民向けの配布をしてきたが、来月市民に配布する分で、1013本となる。今後は「毎年春には『そうか桜』の愛称で、市内どこでも見られるサクラとして親しんでもらいたい。10年後、20年後が楽しみ」と関係者は期待する。

 同プロジェクトは、2009年の市制50周年記念事業を検討するなかで、ほかにはないサクラの名所づくりとして提案された。親木となっている仙台紅しだれは、幅6b、高さ約8bで樹齢60年以上といわれ、25年ほど前に水路改修時に修景計画として植樹され、毎年春に紅い花一重(5枚の花弁)の花を咲かせ、市役所を訪れる市民に親しまれている。
 埼玉県農業改良普及員の経験もある、糸井守・観光協会会長(80)がリーダーとなり、実現に向けて準備を始めた。このサクラはソメイヨシノよりも1週間ほど早く咲き、樹齢も長い特徴があり、横幅をとらないので、若木のうちは鉢植えでも育成できる、という。あゆみ野農協が全面協力し、2009年1月に、「仙台紅しだれ」から穂木をとり、川口市安行の造園業者がアオハダとエドヒガンザクラを台木に接ぎ木し、翌年に100本の苗木ができた。
 この100本は、市制50周年記念事業として、そうか公園や小中学校、公共施設に植樹した。2年目以降は、同観光協会が主体となり、市広報等で500円の協力金で申し込みを受け付けて、市民向けに配布をスタート。2011年は122本、12年は451本、昨年は73本を配布した。今年の分は、来月上旬に申し込みのあった190本が配布される。公共施設やマンション、工場など、これまでに植樹した177本を含めると、今年で合計1013本となる。昨年は古綾瀬自然広場に18本も植樹し、今年は綾瀬川左岸広場に接する新設道路沿いにも植樹される予定だ。市民向けの苗木の配布は今回でひとまず終了、観光協会では約200本を保管、今後も公共の場所に植樹を随時継続する。
 観光協会では35年ほど前に、葛西用水沿いにソメイヨシノを植樹し、今ではシーズンには桜の名所となりイベントも開かれ、にぎわいを見せている。「そうか桜」もイベントや、市民ぐるみでこのシダレザクラを観光資源として広めていきたい考えだ。
 糸井会長は「予想以上に市民の皆さんの関心が高く、5年以内で1000本植樹と立てた目標が今年で達成できます。1000年以上の歴史を持つ福島県の三春の滝桜のように、草加のシンボルツリーとして50、100年後も花を咲かせサクラの観光名所になってもらいたい。今後は、育成状況などの追跡調査もして見守っていきたい。そうか桜分布マップの作成や写真コンクールもやってみたい」という。

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