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放置自転車が消えた・草加駅東口から

2014.1.27(草加市)
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 草加市は安全な歩行空間確保などを目的に、長年の懸案事項だった草加駅東口駅前広場周辺の放置自転車を一掃するため、再開発ビル「アコス」の周りに有料駐輪ラック約350台分を設置し、15日からオープンした。
 短時間利用の買い物客の利便性を図るとともに、駅利用などの長時間の駐輪を阻止し十分空きのある民間駐輪場へ誘導するのが狙い。同ラックは、2時間無料で、2時間経過ごとに100円が課金されるシステム。駅西口には昨年10月にゲート式短時間駐輪場(3時間無料、3時間経過ごとに100円課金)700台分もオープンしている。
 草加駅東口は「アコス」がオープンした1992年から20年以上、周辺の市道や県道には店舗利用者用の駐輪場の不足もあり、、買い物客の路上駐輪が増え、さらに駅利用の駐輪が混在し撤去などの対策が積極的に行えない状況が続いてきた。
 2009年度に市の関係部署のほか、警察、鉄道事業者、地元町会、商店会及び周辺店舗などによる放置自転車対策会議が開催され2か年にわたる検討の結果、「早急な対応を図るには歩道上への駐輪ラックの設置が望ましい」と結論づけられた。
 市は2012年7月の晴れた休日に、駅東口の駐輪の実態調査を実施。路上駐輪の滞留時間を1台ずつ調査した結果、午後3時のピーク時には約1800台を計測したが、このうち、店舗利用者と考えられる2時間以内の駐輪台数は350台弱で全体の2割にも満たなかった。また、1日を通しても、2時間以内の駐輪台数は午前11時に計測した450台弱がピークで、長時間の駐輪が大半を占めていることが分かった。
 この調査結果をもとに、市では設置可能な場所やその条件などについて警察等の関係行政機関や周辺店舗との協議を進め、草加駅東口には県道や市道のほか、私有地の一部を借り上げ、短時間駐輪場を設置することになった。駅西口、東口いずれの駐輪場は一定の時間を無料とし、長時間の駐輪は十分に収容能力のある民間駐輪場への利用を促すため、長時間利用すると民間駐輪場よりも高い料金になるよう設定した。草加駅東口短時間駐輪場(駐輪ラック)は、市の出資法人であるアコス株式会社が市からの委託を受けて、設置と管理を一括して行う。県内では昨年、所沢市で歩道上に民営の駐輪ラックを開設しているが、市営の駐輪ラックを歩道上に設置するのは県内で初めての試み。
 草加市交通対策課では「今後は駐輪ラック以外の路上駐輪は放置自転車として、指導や移送撤去を強化するとともに、開設後の利用状況や効果を検証しながら、抜本的な対策に向けて引き続き検討を進める」という。
 <問い合わせ>草加市交通対策課TEL922・1649。

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